阪急5000系(原型)・5200系
 阪急の5000系は、3000系をベースとして1967(昭和42)年から1969(昭和44)年にかけて製造された通勤型電車。早々に冷房装置つきの5100系に移行したため、製造両数は47両にとどまりました(のち、編成増強に伴い2000系を編入)。なお、のちに冷房設置工事、前面方向幕設置、前灯・尾灯の窓下設置などの更新工事が施され、写真の原型車両は見られません。
 なお、2001年から大規模なリニューアルが行われ、ライト形状と位置の変更や車体屋根部分をアイボリー塗色に塗装するなどの外観が変わった車両が多数登場。第1次更新車両が見られるのも、もうすぐ終了となりそうです。
 一方、5200系は1970(昭和45)年に登場した5000系のマイナーチェンジ車で、阪急で初めて冷房を搭載。ただし、現在は全て廃車となっています。
 上写真は、1982年2月16日撮影。
(写真:西宮北口駅/撮影:透様)

須磨浦公園‐大阪梅田間特急の標識板をつけた姿。シックなマルーンに良いアクセントになっていて撮影者お気に入りの姿だとか。
(写真:三宮駅
撮影:haru様)