ロンドン地下鉄150周年!イベント第二弾、蒸気機関車3機が共演!

 2013年1月の蒸気機関車の地下区間走行イベントに続き、6月25日〜27日にロンドンの北西に位置するハロウ・オン・ザ・ヒル〜アマーシャム間で記念列車が運行されました。
(解説:秩父路号)


アマーシャムの留置線で待機する3機の機関車。左から1月のイベントの主役だったメトロポリタン鉄道1号機、そして旧国鉄の9466号機。最後に旧グレート・ウェスタン鉄道(GWR)の5521号機が参加しました。

アマーシャム駅に入線する1号機、9466号機とサラ・シドンズ号の3重連の列車。1号機とサラ・シドンズ号の解説は1月のイベントの記事に記載してありますので、そちらをご覧ください。 アマーシャム寄に蒸気機関車があり、反対側のハロウ寄ではクラス20のディーゼル機関車が列車を牽引しました。一日3往復運転され、1号機と9466号機の重連、そして5521号機が交互に牽引しました。
チョーリーウッド駅を通過するメット1号機と9466号機

こちらは9466号機。GWRの9400クラスの機関車ですが、9466号機が製造されたのは国営化後の1952年。蒸気機関車の中では比較的新しいものです。「パニアタンク」と呼ばれるタンク機関車の一種で、ボイラーから飛び出すように水タンクが設置されていて、特徴のあるスタイルになっています。動輪の配置は0C0で、現役時代はイギリス西部でローカル列車を牽引していました。

GWRの4575クラスの一員である5521号機。2C2配置のタンク機関車で、「プレアリー機関車」なる愛称がついています。1927年に製造され、イギリス西部の支線で活躍していましたが、1962年に定期列車牽引から引退。ロンドン地下鉄150周年にあたって、L.150号機に改名され特別なマルーン色の塗装をまとっています。

5521号機が牽引する記念列車。緩行線から快速線に渡るところをハロウ・オン・ザ・ヒル駅の手前で撮影しました。客車は1951年に登場した4TCマークI客車を使用しています。
同時に動画も撮影しました。

回送時の5521号機の様子。

記念列車のハロウ寄はクラス20ディーゼル機関車が牽引。20189号機は150周年記念塗装に塗り替えられました。

オマケその1
蒸気機関車の送り込み回送の様子。クラス20の重連と1号機、9466号機の重連の4重連となっています。先頭の20227号機は現役の地下鉄車両を模した特別塗装となっています。

回送列車の蒸気機関車寄の様子。

オマケその2
メトロポリタン線で活躍するS8ストックですが、一編成が150周年記念ラッピングをまとっています。

中間車の様子。

ハマースミス・アンド・シティとサークル線で新規に投入されているS7ストックの一編成も記念ラッピングに。

中間車の様子。

↑ PAGE TOP