三鷹電車区一般公開

 6月25日(土)、三鷹駅・電車区開業75周年イベントにあわせて三鷹電車区が一般公開されました。注目は歴代の特急「あずさ」の並び+むりやり181系「あずさ」を模した485系ボンネット車両(訓練車)+103系という、まるで鉄道模型で再現したような組み合わせ。その模様をご紹介します。
 余談ですが、三鷹駅北口の広場を埋め尽くした人の列が、南口まで突き抜け電車区側に進み、地下道を通って再び北側へ出て、さらに電車区上の跨線橋を通って南側へ、そして電車区へ・・・。もこてん所員、デューク所員と話しながら行ったから良かったものの、猛暑を超えて酷暑とも言える中、1人で行ったら確実に自分を見失うところでした(笑)。



取り敢えず、本日のメインから。485系は、赤ヒゲが消され(シール使用ですが、近づかないと解りません)、「あずさ」のマークを掲示。また1つ、新たな歴史を作ってしまいました(笑)。

三鷹電車区の風景。今回の公開は人がスムーズに流れるよう、見学ルートが設定されており、まずは猛暑の下で火照った体を冷やしてもらう意図もあるのか、E231系総武線の中を通り201系四季彩へ。さらに、E231系地下鉄東西線を通り、ACトレイン車内を見学。

車庫で並ぶE231系達。のちほど、この中を通って183系などの展示を見に行くことになります。

こちらはACトレイン車内。ロングシートのモケットには、ACの正式名称であるADVANCED COMMUTERのロゴがちりばめられています。なお、E231系よりもシートはやや柔らかく、腰と背中にジャストフィット。

こちらもACトレイン車内。なんと、こんなリクライニングシートまで装備しています。これが非常に気持ちの良い椅子で。しかし、JR東日本の通勤電車では実用化されないでしょうね・・・。

一方、こんな意欲的な試作品も。ロングシートは満員だが車内自体は空いている時には、こういう補助席があるのは非常に便利。ボックスシートの応用みたいな雰囲気で、今後に注目したいです。

一方こちらは、唯一黄色で残る201系の先頭車(クハ201−3)。残念ながら、後ろ姿しか見られず、ご尊顔を拝することは不可能でした。

リニューアルされた四季彩。

ACトレイン全景。

ステンレス車体が作り出す不思議で幻想的な空間。それしても、つい数年前までは103系、201系がここにいたんですけどね・・・。

そして今回のメイン展示。E257系と103系オレンジ色。ありそうで、あまり無い組み合わせだったりします。

歴代特急「あずさ」の並び。183系は、特急シンボルマーク付きの編成が展示されたため、久しぶりに正統派の姿を見せてくれました。

鉄道模型でも、通常はあり得ない組み合わせ(笑)。485系で「あずさ」とやってしまう、この遊び心は個人的に大好きです。

485系訓練車。こちら側は、いつもの姿を見せてくれています。

無理矢理車内を撮影。デューク所員によると、実はこのボンネット編成は営業運転には使用されたことが無く、もっぱら新製時から様々な機器のテストに使用されたとのこと。そのため、車内は国鉄時代のままです。

最後に103系の編成写真を。今回の展示、首都圏103系のさよなら運転に近い意味合いもあったような気がします。

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