○営団地下鉄から東京メトロへ
 2004(平成16)年4月1日、長らく親しまれた営団こと帝都高速度交通営団が民営化され、東京地下鉄株式会社(愛称:東京メトロ)へと改組。それに伴い、様々なロゴ等が張り替えられたので、ちょっと御紹介。左の写真が東京メトロ発足後、右の写真が営団地下鉄当時の写真。ちなみに、株式上場の関係で完全民営化が実現するのは07年度に予定される地下鉄13号線(池袋〜渋谷)の開業後の予定。

●ところで、今回は何が変わったの?
 当たり前ですが、まず社名とロゴと社員の制服が変わりました。
 そして、民営化されたことによって事業展開(例えば駅構内で商業施設を経営するなど)に関しての制約が大幅に減り、より地下鉄の駅がより便利になることは間違いありません。

 それから、都営地下鉄も含めて各駅のナンバリングがスタートしました。これは、外国からの乗客が駅名を覚えなくても済むように例えば東京メトロ有楽町線有楽町駅だったら、「Y18」となります。

 もっとも、ちょっと紛らわしいことに同じ駅でも、例えば大手町駅の場合、(都営)三田線は「I09」、千代田線は「C11」、東西線は「T09」、丸ノ内線は「M18」、半蔵門線は「Z09」となります。

 その代わり、路線単位で見れば西から順番にT01,T02,T03となるので解りやすいのですがね。
 参考までに、各路線のラインカラーと路線記号は以下の通りです。基本的には頭文字ですが、例えば日比谷線、半蔵門線だと両方とも「H」になってしまうので、日比谷線が「H」、半蔵門線がhanZomonより、「Z」となります。

 東京メトロ線:銀座線「G」、丸ノ内線「M」「m」、日比谷線「H」、東西線「T」、千代田線「C」、有楽町線「Y」、有楽町線(新線)「Y」、半蔵門線「Z」、南北線「N」
 都営地下鉄線:浅草線「A」、三田線「I」、新宿線「S」、大江戸線「E」
 以上、「です」「ます」調で失礼しました。
 え、基本的にはそんなに変わっていない? まあ、当たり前ですが「これから」なのでしょうね。それにしても、帝都高速度交通営団という名前、無骨でしかも「帝都」などと歴史を感じさせる好きな名前だったのになぁ。

●駅施設


●車両

随所に貼られた東京メトロのロゴ

営団地下鉄当時の姿。


側面はこんな感じ。


東京メトロ発足直前。営団マークを取り外された姿の丸ノ内線。

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