637.「京急ファミリー鉄道フェスタ2010」開催
 2010(平成22)年5月30日、毎年恒例の「京急ファミリー鉄道フェスタ2010」が京急久里浜駅近くの京急ファインテック久里浜事業所にて開催されました。今年はいよいよ旧1000形が引退ということで、展示車両も旧1000形を中心とした展示となりました。
(解説&撮影:グロッグフロッグ)

展示された車両群。今年はいよいよ旧1000形引退ということで展示された車両のうち、2編成の旧1000形を並べて配置するという粋な演出が行われました。
左から2100形(国際線ターミナルラッピング車)、600形(KEIKYU BLUE SKY TRAIN塗装)、旧1000形。
左から先と同じく旧1000形、新1000形ステンレス車、2000形。
展示された1000形のうち1345編成には「ありがとう」ヘッドマークが装着されました。
工場内で展示されたクト1形。
800形にはローレル賞受賞記念ヘッドマークが掲出。
工場の外に展示されていた新1000形は先日のダイヤ改正で誕生したエアポート急行をアピール。
車両工場〜京急久里浜駅間の直通列車には、ワイパーカバーに「600」のスリット入りの600形601編成が使用されました。
そして久里浜工場公開の大人気イベントである幕回し実演。使用されたのは今年3月に運用離脱した1000形1375編成。まずは今は無き種別である通勤快特の上野行き。
そして現存する1000形で最後の略称幕(金沢文庫→文庫と省略された幕)装備車だった1375編成らしい(?)「特急 八景(金沢八景)」。
これも既に過去帳入りとなった「急行 千葉ニュータウン中央」表示。わかりにくいですが運行番号は都営車の代走を表すTH表示。
「快特 成田空港」表示。一見すると、旧1000形の成田空港乗り入れは無さそうに見えますが、実はエアポート特急があった時代に代走として入った記録があります。分かりにくいですが、運行番号がB表示(金沢文庫以南が特急になる快特の京急線内のみ走る運用)なのもミソ。
略称幕車の十八番ともいえる「急行 文庫(金沢文庫)」表示。
「通勤快特 川崎←→小島新田」。・・・えーと、何処の駅をを通過するんでしょうかね(笑)
所長撮影雑記の方にも載っていた「快特 印西牧の原」表示。これだけでも十分ネタですが、1番のネタは運行番号がT表示(都営車の運用を表す)だということ。
そして幻の「快特 三崎」表示。三崎は三崎口の略称ではなく、かつて京急が久里浜線の延伸を計画していた際の終着駅を指しています。
京成が京急旧1000形を借りていた時代を思い出してしまう「急行 津田沼」表示。
爆笑モノだった「急行 試運転」。既に行先ですらありません(笑)
幕回し実演午後の部の〆は「99T 急行 平和島」表示。
安全マナー教室に使われていたのも勿論旧1000形。こちらも副票を掲げられたり、と色々とネタにされれておりました。