798.JR四国の12系が若桜鉄道へ甲種輸送される
 2011(平成23)年7月1日から3日にかけて、JR四国の高松駅から若桜鉄道の郡家駅まで元「ムーンライト高知・松山」用の12系客車4両の甲種輸送が行われました。これは、若桜鉄道隼駅にライダーズハウスとして同客車が使用されるためのもので、伯備線を経由する形で運転されました。
 高松から西岡山まではEF65 1080が、西岡山から米子まではEF64 60が牽引を担当しました。このうち、伯備線内では定期貨物列車の時刻変更扱いとしてコンテナ車の後部に連結される形での甲種輸送となり、近年では非常に珍しい貨客混合の編成での運転となりました。
 また、この甲種輸送を明るい状態で撮影できるのも同区間だけであることから、非常に多くの撮影者で賑わいました。
(解説&撮影:リン)

瀬戸大橋線の区間を担当したEF65 1080。前面貫通扉の下半分だけカラシ色になっています。
(写真:瀬戸大橋線 児島駅)
伯備線下り列車の有名撮影地を通過。6時前にも関わらず100人近くが集まりました。
(写真:伯備線 黒坂〜根雨)
コンテナ車5両の後ろに連結されていました。最後尾のスロフ12 3の色褪せが激しいのが残念です。
(写真:伯備線 黒坂〜根雨)
運転停車の多いダイヤのため、追っかけ組で各地とも賑わいました。
(写真:伯備線 江尾〜上溝口信号場)