岐阜県高山市〜高山陣屋とその周辺〜
  Takayama City , Gifu Prefecture
▼MAP

▼アクセス
JR高山本線高山駅より徒歩

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高山市観光情報
 飛騨地方の中心で、平成の大合併で広大な面積を持つことになった高山市。その中心部は、飛騨国府や国分寺が置かれた古い歴史のある場所であり、永正年間(1504〜20)年には、近江(現在の滋賀県)の豪族である多賀氏がこの地方に進出し、神山(現在の城山)に多賀山城を築城。ここから、のちに高山の名前が起こったともいわれています(異説として、同時期に飛騨守護、京極氏の家臣である高山外記が天神山に高山城を造ったのが由来とも)。

 戦国時代、その高山外記は飛騨守護代の三木自綱によって謀殺され、三木自綱は高山城の西に松倉城を築城し、高山城と併せて城下町が発展。そして三木氏は豊臣秀吉配下の金森長近によって討伐され、彼は高山城の大修築と城下町を整備を行います。江戸時代になっても金森氏の支配は続き、6代目の金森頼旨のときに転封。高山は江戸幕府が直轄する天領となり、このとき代官所とされたのが、現在も残る高山陣屋です(元々は金森氏の下屋敷だったとか)。
 高山陣屋は、明治になってからは県庁、郡役所として使われ、現在は一般に公開されています。

 なお、上写真は土産物屋などでにぎわい、往時の繁栄を感じさせる古い町並み。写真奥の山のあたりが、かつての高山城で、一方、右手にいくと高山陣屋です。ちなみに、さらに右へ行くとJR高山駅。一方、この町並みから左に行くと高山市役所という位置関係です。
高山の古い町並み






高山陣屋










国分寺
国分寺表門 【高山市指定文化財】
 飛騨国分寺は、聖武天皇が全国に作らせた国分寺のうちの1つ。現在の表門は、元文4年築で、飛騨代官の長谷川忠崇ら4名の寄進により、飛騨の名工といわれた松田太右衛門によって完成したものです。
国分寺鐘楼門 【高山市指定文化財】
 安土桃山時代の建築。簡素ながらも力強い雰囲気のある門です。

国分寺三重塔 【岐阜県指定重要文化財】
 

国分寺本堂 【国指定重要文化財】
 室町時代築。総檜造の荘厳な建築で、慶長期の金森氏時代に修築されています。内陣と外陣は厳重な格子で間仕切りされているのも特徴です。