日本の旅 第16回 |
●はじめに |
1.田園調布略史 |
既に当時より過密化する東京、ぜひ郊外の優良な街にお引っ越しくださいというわけで、住み易さを追求して整備されたのです。田園、と町名につきますが、これはイギリスのE.ハワードが提唱した「田園都市」思想の名残です。意味はその名の通り。田園の中に住宅を造る。日本では、残念ながら田園と都市が結びつく事はありませんでした。
関東大震災でも、街は被害を受けず、戦災にもあわずに今に至っています。 そして現在、有名人が山ほど住んでいる事でお馴染み。石原慎太郎、長嶋茂雄、鳩山由紀夫、曽野綾子・・・・。そうそうたるメンバーです。
2.見所 |
3.田園調布駅 |
この駅舎の屋根は、「マンサード・ルーフ」という中世の欧州の民家がモデルです。
しかし、老朽化とさらに目蒲線(現目黒線)の地下化工事のため惜しくも1990年に取り壊され、別れを惜しむ会が盛大に催されました。その後、地元の要望で長らく復元が求められており、2000年1月15日に元と同じ場所完成しました。現在、地下駅に向かうための連絡口としての役割を持っており、かろうじて駅として機能しています。
ちなみに、線路があった場所の上には高級スーパーや、きれいな小物店や本屋の入居した建物が建っています。こちら、なかなかきれいな建物です。写真は、田園調布駅。そして、この駅を通って階段を下りると、次の写真のような駅が。元々は線路があった場所に出来た、新しい田園調布駅で、ここから地下のホームに行くことに。