広島県東広島市西条地区(2)三ツ城古墳
  Mitsujyo Kofn in Higashi Hiroshima City (Saijyo Area) , Hiroshima Prefecture

▼MAP

▼アクセス
JR山陽本線西条駅より広島大学行きバス「中央図書館前」下車徒歩3分

▼関連サイト
ひがしひろしまナビ〜三ツ城古墳〜
 三ッ城古墳は、丘陵地に造られた5世紀〜6世紀にかけての古墳で、第1号から第3号までの3つの古墳群からなっています。1951(昭和26)年に最初の発掘調査が行われ、その後1990(平成2)年から翌年にかけて第1号古墳が造営当時の姿に復元され、現在は三ッ城公園として古墳脇に遊具などが整備されて周辺住民の憩いの場となっています。
 上写真は第1号古墳の全景。第1号古墳の左奥に第2号古墳が見えます。
(解説&撮影:リン)

第1号古墳
 第1号古墳は全長約92mと広島県で最大の古墳です。後円部には3つの埋葬施設があり、副葬品から被葬者はこの地一帯を治めていた豪族と考えられています。なお、この埋葬施設は埋め戻され、上からアクリル板越しに見ることができるようになっています。また先述の復元により、全体が葺石で覆われているほか各段の周囲に合計約1800基もの埴輪のレプリカが整然と並んでいます。その姿は、まさに圧巻。

第1号古墳では、造出も綺麗に復元されています。


第1号古墳の埋葬施設



第2号古墳
 第2号古墳は直径約25m、高さ最大5mの円墳で、第1号古墳の後円部に接するように造営されていますが、第1号古墳よりも先に造営されています。当初は葺石で覆われていましたが、現在は芝が植えられています。

第3号古墳
第3号古墳は第2号古墳のさらに南西に隣接して造営されており、長径8m、短径4mの楕円形をしています。
ちなみに背後の斜面に半分同化しています。