
南大門 【国宝】
1199(正治元)年築。俊乗坊重源が中国・宋から伝えた大仏様と呼ばれる、豪放な建築様式で建てられた、日本でも数少ない現存例の1つ。物凄い迫力ですが、これが災いしたようで当時はそれほどヒットしなかったようです。
門の左右には運慶および快慶、定覚、湛慶らが制作に携わった木造金剛力士立像(国宝)が安置されています。

中門 【国重要文化財】
1716(享保元)年築。金堂(大仏殿)の手前にある入母屋造の楼門で、昔風に彩色されています。


金堂(大仏殿) 【国宝】
1709(宝永6)年築。詳細については前述の通りです。

創建時の東大寺
金堂内部に展示されている、創建当時の東大寺の姿。左右に七重塔を設置した壮大なものでした。

ニ月塔 【国宝】
1669(寛文9)年築。旧暦2月に「お水取り」(修二会)が行われることからこの名前で呼ばれます。度重なる戦乱にも耐えてきた・・・ところ、なんと江戸時代の1667(寛文7)になって、その「お水取り」の最中に失火で消失したため、江戸幕府第4代将軍、徳川家綱の寄進によって復興したものです。

二月堂閼伽井屋(あかいや/別名:若狭井屋) 【国重要文化財】
13世紀初期築。 修二会に際して、この屋内より本尊の十一面観世音菩薩に捧げる井戸水「御香水(閼伽水/あかみず)」を汲む儀式が行われます。

法華堂(三月堂) 【国宝】
左側は747(天平19)年頃、すなわち東大寺創建当時に建てられたもの。右側の礼堂(らいどう)部分は鎌倉時代の1199(正治元)年に老朽化した天平建築を取り壊して造られました。東大寺の歴史を伝える大変貴重な古建築であり、さらに内部にある本尊の不空羂索観音立像や、日光・月光菩薩像など天平文化を伝える仏像群が整然と並んだ姿は、とにかく圧巻としか言い様がありません。大仏ばかりが注目されますが、東大寺に来たときには、必ず見ておくべき場所の1つです。

大湯屋 【国重要文化財】
1408(応永15)年築。日本古来の浴室の遺構として非常に貴重なもの。内部には鉄湯船(国重要文化財)が残っています。

正倉院 【国宝】
756(天平勝宝8)年頃築。光明皇后が夫の聖武天皇の遺愛の品を大仏に奉献したをきっかけに造られたと考えられ、校倉造(あぜくらづくり)と呼ばれる建築様式が特徴です。「正倉」とは、「正税を収める倉」の意味で、こうした倉庫は、当時の役所や寺院などによくあったものですが、今では正倉院といえば、これを指すほど貴重な存在となっています。
古来より長らく東大寺が管理し、聖武天皇・光明皇后ゆかりの品を収められていましたが、1875(明治8)年に内務省の管理となり、さらに農商務省、宮内省そして現在は宮内庁が管理しています。なお、宝物群は現在、戦後に建てられた鉄筋コンクリート造の西宝庫、東宝庫に移されています。

転害門 【国宝】
奈良時代築。度重なる兵火にも耐え、今に創建当時の姿を伝える貴重な門で、形式は三間一戸八脚門。東大寺の北西、正倉院の近くにあるもので、大仏殿からは少し遠いですが、是非見ておきたい建造物です。

東大寺の風景(大仏殿北側)

東大寺の風景(ニ月堂への道)

開山堂 【国宝】
内陣は1200(正治2)年、外陣は1250(建長2)年築。宝形造(ほうぎょうづくり)の小さなお堂ですが、随所に大仏様の影響が見られる貴重な建築です。

三昧堂(四月堂) 【重要文化財】
1681(延宝9)年築。