東京都千代田区〜国会議事堂・首相官邸・公邸〜
   The National Diet of Japan and Prime Minister of Japan and His Cabinet in Chiyoda City

▼MAP

▼アクセス
東京メトロ 丸の内線、千代田線国会議事堂前駅/南北線、銀座線 溜池山王駅

▼関連サイト
参議院ホームページ
 今回は国会議事堂の参議院が開設60周年を記念して特別参観を開催したときの写真を中心に、首相官邸、首相公邸、国立国会図書館、最高裁判所など永田町を見て行きましょう。ちなみに、まずは国会議事堂の概要から。

 現在の建物は大蔵省臨時議院建築局の設計で、1920(大正9)年に建築が開始され16年をかけ、1936(昭和11)年に完成しました。そして、完成した年の12月に開かれた第70回帝国議会から使用されています。構造の基本は鉄骨鉄筋コンクリート造ですが、周りを御影石で覆った重厚な造りとなっています。

 正面から向かって左側が衆議院、右側が参議院で、両側にもそれぞれの議院へ、通常使用する入り口があります。また、地上3階、中央部4階、地下1階で、中央部に高さ65.45メートルの塔があります。見たらすぐ解りますね。

 ちなみに、現在の国会議事堂が出来るまで、国会は新橋駅近くの内幸町にあり、永田町には陸軍参謀本部がありました。ゆえに、当時は永田町といえば陸軍の事だったようです。では、ねじれ国会で「ようやく」注目されるようになった参議院の内部を見ていくことにしましょう。ちなみに、参議院は平日ならある程度の部分は見学が可能ですので、ホームページで御確認ください。

1.参議院内部
 まずは中央広間。議事堂中央塔の真下にあり、中央塔上までまで吹き抜けの構造です。
 中央玄関が使われるのは、天皇陛下をお迎えするとき、参議院議員通常選挙と衆議院議員総選挙の後の国会の召集日(いわゆる初登院のとき)、外国の大統領などが国会を訪問するときだけですが、特別参観ではここから入ることが出来ました。

視線を上にすると美しいステンドグラスや彫刻の数々。

そしてこちらが中央階段。

中央広間には議会政治の礎を築いた大隈重信、板垣退助、伊藤博文の銅像と、銅像の無い台座が1つ。
誰にするか決まらず空席のようですが、政治には完成は無い、という意味も現在では込められているようです。

さて、中央広間を出て控え室のある廊下を先に進みます。

総理大臣室の入口。

時代を感じさせる重厚なエレベーター。

2階にある閣議室

閣議室の隣にある大臣室
国会開会中に閣議が開かれるときは、まず全大臣がここに集まり、内閣総理大臣の到着を待つという、お馴染みの場所。

そしてまた、控室などがある廊下を先に進みます。

2階から中央玄関を見た風景。滅多に開かない玄関の扉が開いている・・・。

改めて中央玄関の装飾を見ます。いやあ、美しい・・・。

国会開会式の当日、天皇陛下がまず使用される御休所。国会議事堂の内部で最も華麗な場所です。

参議院第一委員会室
主に予算委員会が開かれ、総予算の基本的質疑などでは内閣総理大臣以下、全大臣が出席します。

参議院第一委員会室
後方には記者席、そして上にはカメラマン席があります。

参議院議場
2階から3階にかけて壮大な広さを持つ参議院議場。

参議院議場

参議院議場

参議院議場

参議院議長応接室
議長が外国の要人を迎えたり、議院運営委員会を行う場所。

参議院正玄関
通常使用される参議院の玄関には、議員登院表示盤が設置。議員は登庁したときにボタンを押します。

2.首相官邸
 2002(平成14)年より、長らく使われてきた首相官邸は、隣に併設された新・首相官邸に移行ました。見てください、この素晴らしいガラス張りの建物を。周りは、和を強調するかのごとく竹などを植えております。ただ、周辺の環境はというと細い道路と雑居ビルが入り込んだ感じで(周囲の建物が特に汚いわけではないけど)、なんとなく首相官邸という雰囲気はしません。近くにマクドナルドまでありますし・・・。こういうのは行ってみないと解らない?

3.首相公邸(旧首相官邸)
 1929(昭和4)年築。田中義一内閣から、小泉純一郎内閣まで首相官邸として使用されました。その間、5・15事件で犬養首相が暗殺されるなど、様々な事件を刻んできた場所でもあります。現在は少し移設されて、新・首相官邸と直結し、首相公邸として使用されています(写真は首相官邸時代、2001年撮影)。

4.国立国会図書館
 納本制度に基づき日本で出版されている本のほとんどを蔵書している、素晴らしい図書館。しかし、入館するには満18歳以上である事が必須。 さらに原則として日曜・祝日、第3水曜日が休館である事が多いので、開館日をHPで調べておく必要があります。また、入館にも手続きがありますので、以下を参照してください。
 利用時間・休館日    http://www.ndl.go.jp/jp/service/tokyo/time.html
 入館資格・入退観手続 http://www.ndl.go.jp/jp/service/tokyo/in.html

 また、本の閲覧も普通の図書館とは少し異なり、受付でもらった館内利用カードをNDL-OPAC(オンライン目録)端末に接続し、本を検索して閲覧を申し込むと、早ければ20〜30分で図書カウンターに到着し、お呼び出しとなります。
 閲覧 http://www.ndl.go.jp/jp/service/tokyo/data_reading.html

 その他、国立国会図書館全般については公式ホームページ http://www.ndl.go.jp/ を参照してください。


5.最高裁判所
 国立国会図書館の北側にあるのが最高裁判所。独特な造形の建築で、1974(昭和49)年築。岡田新一の設計で地下2階、地上5階の構造です。1975年には日本建築学会賞・建築業協会賞を受賞しています。ちなみに、それまで使用されていた旧庁舎は旧司法省同様のレンガ造り庁舎でした。
 http://www.courts.go.jp/about/sihonomado/syasin50_02.html
 今だったら確実に保存対象だったでしょうに・・・、残念です。

6.憲政資料館
 1972(昭和47)年に開館したもので、議会制民主主義についての一般の認識を深めることをを目的としています。ちなみにかつては加藤清正が屋敷を構え、さらに井伊直弼も住んでいた彦根藩の上屋敷、明治時代からは参謀本部・陸軍省となり、さらに戦後は尾崎行雄を記念した尾崎記念会館となっていました。その発展形が、現在の憲政記念館です。

7.日本水準原点標庫 【東京都指定有形文化財】
 憲政記念館脇の公園にある日本水準原点標庫は 1891(明治24)年築で、日本の標高を測量する際の「原点」となる「日本水準原点」を保護しています。標高は24.4140mに位置し、建物は小規模ながらローマ風神殿建築に倣い、 トスカナ式オーダーを持っています。