龍泉洞〜岩手県岩泉町〜
  Ryusendo in Iwaizumi Town , Iwate Prefecture

 龍泉洞は、岩泉町のほぼ中央にある宇霊羅(うれいら)山の東側にあり、調査されているだけでも3100m、推定で5000m以上あると言われている日本三大鍾乳洞のひとつで、鍾乳洞の他にも洞内に生息するコウモリも含めて国の天然記念物に指定されています。

 龍泉洞の北に広がる山林地帯から集まった豊富な地下水が湧き出ることにより作られた鍾乳石と地底湖が特徴で、特に7つあるという地底湖は水深98mの第三地底湖、水深120mの第四地底湖(未公開)が日本一の深さを誇り、その透明度は41.5mで世界一と言われています。

 腐葉土や石灰岩層に濾過され、ミネラルを多く含んだ弱アルカリ性の水は昔より長寿の水として親しまれ、現在は名水百選に選定されています。

 1967(昭和42)年には龍泉洞の向かい側で龍泉新洞が発見されました。元々は龍泉洞と繋がっていましたが、間を流れる清水川によって分断されたといわれています。洞内からは多数の土器・石器が出土し、これらを展示した自然洞穴科学館として公開されています。

 無数の鍾乳石はもとより、底に手が届きそうで吸い込まれそうなくらいの深い青色の地底湖はとても神秘的です。

(撮影&解説:ロクマルサン)
 ▼MAP

 ▼アクセス
 三陸鉄道小本駅から
  町民バス小本線
 JR岩泉駅から
  町民バス小本線、
  安家洞線、三沢線
JR盛岡駅から
  JRバス岩泉・龍泉洞線


▼関連サイト

 龍泉洞公式サイト

○風景


長命の淵


百間廊下






龍の淵

龍宮の門

亀岩


音無しの滝

地蔵岩




第一地底湖(水深35m)


第二地底湖(水深38m)

第三地底湖(水深98m)

三原峠


展望台から見る第一地底湖


水晶宮



長命の泉

コウモリ穴

龍泉新洞科学館

洞内は撮影禁止なので写真はここまで