鹿島鉄道廃線跡BRT(バス高速輸送)システム〜茨城県〜

  Bus Rapid Transit of Former Kashima Railway in , Ibaraki Prefecture

○鹿島鉄道跡BRTの風景その2




「東田中駅」です



交通量の多い交差点では一般道優先でこんな感じとなります

「石岡玉里バス停」



「玉里駅」です。鉄道時代は行き違い出来た駅でした


現役時代の玉里駅(撮影:裏辺金好)



「玉里工業団地西口バス停」。ここも市電方式

交通量の少ない交差点は専用道優先ですが数は少ないです


「新高浜駅」。上屋は用地の関係で有ったり無かったりです


「玉里工業団地東口バス停」は上下対面式

如何にも鉄道跡という感じの築堤を行く「かしてつバス」


「新木ノ内バス停」です


「四箇村駅」はホーム跡っぽいものが残っています

専用道区間はここまでです



専用道への出入口はこんな感じです

入口の反対側には線路跡が続いています

上の写真の反対側から専用道方面を眺めたとこです



更に先はこんな風になってます


すっかり更地になった常陸小川駅跡。2枚の写真のうち1枚目は、奥が四箇村駅方面です。

現役時代の常陸小川駅跡。奥が四箇村駅方面です。(撮影:裏辺金好)

ついでに足を延ばした茨城空港で。時間の都合上、遠くからしか撮ってません

石岡駅の鹿島鉄道本社等跡地を活用してターミナルが建設予定です

石岡駅に残る鹿島鉄道ホーム跡の残骸・・・

 抑も鉄道は施設産業と云っても過言でない位に施設がたくさん必要です。当然、それら固定資産の減価償却費を含めて利用料金で賄うことが大原則ですが、今の少子高齢化の中では、そのようなビジネスモデルが成り立つ筈もなく、それが都市近郊部でも顕在化していること。一方で、鉄道路線だけでなくバス路線も社会のインフラとして必要欠くべからざるものであり、これまでの流れに任せて、国の財務体質改善のみに執心し、なんでもかんでも地方・地域に任せるという判で押した対応では、公共交通は守れず地域も衰退するばかりとなるでしょう。そんな想いを強く持った現地踏査でした。

 まあ、期待薄ではなりますが、こうした現状に対して、超難関のキャリア試験を突破され、更にそこから選りすぐられた御エラい財務省の幹部官僚さんが目を逸らさずご認識頂き、エエ加減に『私有財産に対して税金を使えるか!』という固定観念について、その"良き頭"でもって発想の切り替えをお願いしたいものです。このことは自然災害で生活の基盤である住宅を失った住民に対する住宅再建や寸断されたJR線についても同じ事が云えると思います。個人の住宅だから、JR線だから、黒字会社だから、とカットする理屈ばかり考えないで、地域が崩壊しないために如何に施策を打つべきかとの視点を持って欲しいですね。

 ほんと住民・国民を、地域を、誰が守るのでしょうね???
 国家の基盤を守る義務は誰に課せられるべしなんでしょう・・・複雑な想いが交錯する今日この頃です。

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