貝塚公園〜福岡県福岡市東区〜


 貝塚公園(貝塚交通公園)は、1962(昭和37)年10月に廃止となった福岡競輪場の跡地に建設された公園。9600形蒸気機関車、20系寝台客車(ブルートレイン)、飛行機(デ・ハビランド DH.114 ヘロン/旧日本国内航空のJA6159)、フィリピンのタクシーなどが屋外展示されているのが特徴です。このページでは、1つずつご紹介していきます。


(撮影&解説:裏辺金好)


○場所


○風景


20系(ナハネフ22 1001)
 ブルートレインの名を一躍有名にした20系客車の先頭車。貝塚公園では、急行「かいもん」としての姿で保存されており、寝台特急で運用されていた頃の窓上の白いラインはない状態です。なお、2011(平成23)年に修繕が行われました。


9600形(49267号機)
1920(大正9)年製造。主に九州北部で活躍しました。



デ・ハビランド DH.114 ヘロン(日本国内航空のJA6159)  DH.114 ヘロンは、日本では主に1950年台を中心に活躍した旅客機。国内では貴重な現存機であり、日本国内航空塗装はさらに貴重。同社は1971(昭和46)年に東亜航空と合併し、東亜国内航空となり、1988(昭和63)年に日本エアシステムへ社名変更しています。なお、ご承知のとおり2000年代に入って日本航空と経営統合し、日本エアシステムは現存していません。



東南アジアの自動車  1989(昭和63)年3月17日〜9月3日に福岡市で開催されたアジア太平洋博覧会で展示された車両たちです。ちなみに写真1枚目は2010(平成22)年4月、2枚目は2014(平成26)年12月に撮影したものですが、劣化がかなり進行しています。こういう少し昔の外国の庶民の足は、なかなか見られるものではないだけに、何とかならないものでしょうか・・・。



ジープニー  フィリピンの乗合自動車。鳥や馬などの様々な装飾が付けられています。なお、いすゞ製の自動車のようです。



サムロー
タイのオート乗合3輪自動車。日本製の小型エンジンを搭載しています。

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