二十四の瞳映画村〜香川県小豆郡小豆島町〜


○解説

 「二十四の瞳映画村」は、1954(昭和29)年と1987(昭和62)年の2回にわたって映画化された壺井栄の小説「二十四の瞳」のうち、朝間義隆監督、田中裕子主演による1987(昭和62)年版の映画を撮影した際のオープンセットを公開しているもの。その後、2005(平成17)年の日本テレビと、2013(平成25)年のテレビ朝日によるテレビドラマ版でも使用されています。
 村内には壺井栄文学館が併設されているほか、ギャラリー松竹座映画館では木下惠介監督、高峰秀子主演の1954年版「二十四の瞳デジタルリマスター版」が常時上映されています。ちなみに、小豆島が舞台とされたのは映画の独自設定であり、原作小説では「瀬戸内海べりの一寒村」と冒頭に登場するのみで、具体的な場所は指定されていません。
(撮影&解説:裏辺金好)

○地図



○風景


入り口














二十四の瞳の像「せんせあそぼ」




漁師の家



岬の分教場
映画村手前700mに現存し、1902年の開校から1972(昭和47)年の閉鎖まで使用された旧苗羽小学校田浦分校(旧田浦尋常小学校)を複製したもの。映画では重要な舞台となりました。




岬の分教場

ちなみに元になった建物も観光スポットになっています。


教員住宅(男先生の家)


キネマの庵
中央に自動三輪ダイハツミゼットを展示。その周囲では、日本映画黄金期と呼ばれる1950年代の名画の数々を紹介しています。

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