
JR門司港駅 【国重要文化財】
1914(大正13)年築。外観はトップ写真を参照。
駅としては初めて国の重要文化財になりました。駅の外観も良いですが、内装も昔のように改装されたり、当時使われていた設備が再整備されています。そのため、駅の細部を見て回るのが非常に面白く、そこまでせずともレトロチックで旅情を誘います。また、ホームも古いままで、古き良き国鉄時代を回想させられる・・・ところに、JR九州の最新鋭の電車がやってくるんだから、ミスマッチというか何というか。まあ、このミスマッチさ加減を楽しむのも面白いかもしれません。
(撮影:ムスタファ)
|

JR門司港駅 【国重要文化財】
こちらは関門連絡船通路跡。関門連絡船は1910(明治34)年から約半世紀にわたって本州と九州の輸送を担当していたもので、1931(昭和16)年には880万人を輸送。1日53往復、1日平均2万4000人の乗客数と、活況を呈していました。
しかし1932(昭和17)年に関門海底トンネルが開通し、人の流れは鉄道へ。さらに1958(昭和33)年には関門国道トンネルが開通し、車もトンネルへ移行したことから、1964(昭和39)年に廃止となりました。門司港駅に残るこの通路は、桟橋へ通じていたものです。
|

旧・門司三井倶楽部 【国重要文化財】
1921(大正10)年築、設計は松田昌平。
門司港駅の目の前にある洋館で、アインシュタイン博士も泊まった。なお、移築されたもので元々あった場所とは違います。
|

旧・門司三井倶楽部 【国重要文化財】
この建物の特徴は、背後に和館を併設していること。これは昔の洋館には結構見られる特徴で、お客様の接待には洋館、家族の日常生活では和館を、と使い分けていたからです。それにしても、全く別の建物にしか見えません(笑)。
|

旧、大阪商船 【国登録有形文化財】
1917(大正6)年築。
洋風2階建。オレンジ色のタイルと石状の帯が外観を覆い、中央部に八角形をした塔屋を配置。かつては大陸航路の待合室として多くの旅人で賑わっていました。現在、二階は「海」、「港」、「船」をテーマにした海事資料室となっていて、船の模型などを展示しています。
|

旧、大阪商船 【国登録有形文化財】
オレンジ色のタイルが貼られているのは通りに面した部分のみ。実は片側の側面と背面は、むしろ白亜の建物というべき雰囲気で、ある意味で1つの建物で2度美味しい外観になっています。
|

旧、門司税関
1912(明治45)年築。
赤いレンガ造りの2階建て。最近、失われた部分の復元も行われました。当然、税関に関する展示を中心に構成されています。喫茶店もあるので休憩にも最適。
ちなみに、今の門司税関のHPは こちら。
|

国際友好記念図書館
1994(平成6)年築。
1902(明治35)年、ロシア帝国が中国の大連市に建てたドイツ風建築物を、北九州市・大連市友好都市締結15周年を記念して複製建築したもの。
ドイツ系ハーフテンバー洋式による茶と白のコントラスト、煙突やドーマ窓、尖塔部分などが印象的な建物。大連市や中国に関する展示を行っています。
|

ホームリンガー商会
1962(昭和37)年築。
戦後の建築ですが、個人的に門司港に来るとどうしても目がいってしまいます。建物も不思議と印象的。
|

山口銀行門司支店(旧・横浜正金銀行門司支店)
1934(昭和9)年築、設計は桜井小太郎。
九州鉄道記念館近くの建物で、典型的な銀行洋風建築。見所は、建物の角の部分を切り落とし、そこに入り口を設けるというスタイル。
|

旧、日本船舶通信ビル
1950(昭和25)年築。
戦後の建物ですが、他地域の同時代の建築と違い、戦前と同じように格調高い様式でまとめられているのが特徴。
|

旧、二十三銀行門司支店(左)
明治屋門司出張所(右)
残念ながら、双方ともマンションへ改築。
左の3階建てが、旧二十三銀行門司支店。1922(大正11)年築。2001(平成13)年までは大分銀行門司支店として使われていました。
右の2階建ては、明治屋門司出張所で、1909(明治42)年築。曽弥達蔵の設計。今見ても可愛らしい建物でした。レトロ地区中心部へ移築するなど、活用できなかったのが残念。
|

福岡中央銀行門司支店
1924(大正13)年築。
|

旧、JR九州第一庁舎 (旧、三井物産門司支店)
1937(昭和12)年築。
門司港駅にほぼ隣接し、当時の門司港周辺で最も高い高層建築で、設計者の松田軍平は、向かい側に建設された旧三井倶楽部の設計者松田昌平の弟。三井は兄弟に門司港の建物の設計を依頼したことに。
なお、戦後の財閥解体時に国鉄に売却され、JR九州を経て平成17年からは北九州市が所有。戦前のアメリカ式商業ビルとして貴重で、これからの活用が待たれます。
|

関門大橋(上写真)・レトロ展望室(右写真)
門司港レトロ地区からの風景。関門大橋を渡った対岸は山口県下関市の唐戸地区で、ここにも見るべき近代建築が多いです。また、門司港には古い倉庫を活用した美術館など、この他にも色々と見るべきスポットが数多くあります。
|
 |