巾着田の曼殊沙華〜埼玉県日高市〜


 日高市の巾着田は、高麗川(こまがわ)の蛇行によって形成された約22haの平地で、日和田山(ひわださん)から眺めると巾着袋に見えることから、この名前が付きました。
 3月下旬〜4月には菜の花が咲き誇るほか、桜やコスモスも見どころですが、何といっても9月中旬〜10月上旬に咲く曼殊沙華(まんじゅしゃげ/ヒガンバナ)は約3.4haに500万本が群生しており、日本最大級。開花期には「巾着田曼珠沙華まつり」が開催されます。
 ちなみに、西武秩父線の高麗駅から徒歩15分で公共交通によるアクセスも便利です。
(撮影&解説:裏辺金好)

○地図



○風景


案内看板




































あいあい橋
高麗川に架かる歩行者専用橋で、長さ91.2m。木造トラス橋としては日本一の長さです。


高麗郷民俗資料館
巾着田から「あいあい橋」を渡ると高麗郷民俗資料館があります。農業と林業そして漁労に関する民俗資料が展示されています。


高麗郷古民家(旧・新井家住宅) 【国登録有形文化財】
母屋は江戸時代末から明治時代前半、客殿は1906(明治39)年の建築。このほか新築した建物を含めて、昔ながらの景観を形成しています。

台の高札場
高麗駅から巾着田に行く途中にあるもので、1985(昭和60)年に復元したもの。内容は1711(正徳元)年に出された切支丹禁制に関するものです。

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