厳美渓〜岩手県一関市〜


 厳美渓(げんびけい)は、栗駒山を源流とする磐井川が、同じく栗駒山の噴火によって堆積したデイサイト質凝灰岩を浸食し、2kmにわたって造りだされた景観で、国の名勝及び天然記念物。
 名物として「郭公(かっこう)だんご」があり、籠に注文と代金を入れて木槌を鳴らすと、川の上に張られたロープをつたって、渓流をはさんだ対岸のお店(茶屋「かっこう屋」)に籠が運ばれ、団子とお茶が運ばれてきます。
 また、近くにある一関市役所 厳美出張所(厳美公民館)の前には旧鈴木家住宅(岩手県指定有形文化財)が移築されています。併せてご紹介します。
(撮影・解説:裏辺金好)

○地図



○風景


















名物「郭公だんご」
厳美渓の空飛ぶだんごとしてお馴染み。明治時代創業の老舗で、独特な運搬サービスによって渓谷を見ながら団子を食べることが出来ます。




旧・鈴木家住宅 【岩手県指定有形文化財】
18世紀初頭〜中期の建築と推定。屋根は寄棟造、茅葺の民家です。


旧・鈴木家住宅 【岩手県指定有形文化財】

旧・鈴木家住宅 【岩手県指定有形文化財】

↑ PAGE TOP