魚津埋没林博物館〜富山県魚津市〜


 魚津埋没林博物館(通称「ねっこランド」)は、埋没林と蜃気楼をテーマにした市立博物館。1930(昭和5)年に魚津港浚渫(しゅんせつ)工事中に発見され、1936(昭和11)年に国の特別天然記念物に指定された「魚津の埋没林」の保存展示のため、1955(昭和30)年に魚津市立博物館としてオープンしました。
 現在の建物は1992(平成4)年に竣工。1998(平成10)年にハイビジョンホールが竣工したほか、2015(平成27)年3月と2018(平成30)年4月にリニューアルを実施。常設展示通路、テーマ館、水中展示館、乾燥展示館、ドーム館に分かれ、300インチのハイビジョンスクリーンで大画面に映し出される迫力の蜃気楼なども必見です
(撮影:リン/解説:裏辺金好)

○地図



○風景


乾燥展示館
魚津港建設の際、海面より低い地層から約2000年前の埋没林(約230株の樹根)が出土。その一部が現在も残されています。






水中展示館
縦8m、横16m、深さ2.5mのプールの中に保存展示された埋没林。1952(昭和27)年に発掘された場所を利用し、スギの樹根を3つ展示。最大のものは端から端まで約10m、幹の部分の直径約2m、樹齢500年以上。地下水(真水)をポンプで汲み上げて、プール内を満たしています。





ドーム館
半地下式で、埋没林の発掘現場にそのまま蓋を被せたような形。周囲の壁面にある青いラインは現在の海面です。




ニホンカモシカの剥製

↑ PAGE TOP