王子動物園&旧ハンター住宅と神戸文学館〜兵庫県神戸市灘区〜


 神戸市立王子動物園は1928(昭和3)年に諏訪山公園内に開園した諏訪山動物園を前身とし、1951(昭和26)年3月21日に関西学院があった原田の森に移転・開園しました。約130種800点の動物を展示し、ジャイアントパンダとコアラを一緒に見ることができる日本で唯一の動物園(2021年1月時点)。その他、アムールヒョウ、ユキヒョウ、シベリアオオヤマネコなど珍しい動物も見られます。
 園内には異人館「旧ハンター住宅」(国指定重要文化財)が北野町から移築されているほか、隣接地では1904(明治37)年に関西学院初代チャペルとして建設された神戸文学館(国登録有形文化財)が公開されています。
(撮影:裏辺金好)

〇地図



○王子動物園の風景



旧ハンター住宅 【国指定重要文化財】
1889(明治22)年、神戸の北野町に建てられたもの。元々はドイツ人のA.グレッピーが建てさせたもので、1907(明治40)年頃にイギリス人実業家エドワード・ハズレット・ハンターが購入し、北野町の中で移築改造して現在の姿に。 さらに1963(昭和38)年に王子動物園へ移築されて、現在に至ります。館内は4月、8月、10月に公開


ヨーロッパフラミンゴ


ジャイアントパンダ
王子動物園のアイドル的存在、タンタン。震災後の神戸を元気づけるため2000(平成12)年に中国からやって来ました。2020(令和2)年に中国に返還されることになっていましたが、新型コロナウイルスの影響などで延期になっています。

カリフォルニアアシカ


ニッポンツキノワグマ


カピバラ




インドゾウ



神戸文学館 【国登録有形文化財】
この場所は元々、関西学院があった場所。この建物は1904(明治37)年にM・ウィグノールの設計により、関西学院初代チャペルとして建設されたもの。 1929(昭和4)年に関西学院は西宮市上ヶ原へ移転しますが、この建物は存続し、阪急電鉄を経て1940(昭和15)年に神戸市が買収。戦後は図書館、神戸市立王子市民ギャラリーと用途を変えたのち、2006(平成18)年から神戸文学館となっています。
 

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