川越氷川神社〜埼玉県川越市〜


 川越氷川神社は、社伝によると今から約1500年前の古墳時代の欽明天皇二年(540年)に創建されたといわれる由緒ある神社で、1457(長禄元)年に太田道真・道灌父子によって川越城が築城されて以来、長らく川越の総鎮守として篤く崇敬されています。
 「脚摩乳命(あしなづちのみこと)」「手摩乳命(てなづちのみこと)」の夫婦神(めおとがみ)、その娘の「奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)」と「素盞嗚尊(すさのおのみこと)」の夫婦神、そしてその子孫(または子ども)で出雲大社の縁結びの神様としても知られる「大己貴命(おおなむちのみこと)」の五柱の神様が祀られていることから、「夫婦円満・縁結びの神様」として古くから有名です。
 (撮影:裏辺金好)

○地図



○風景


大鳥居
高さは約15mで、日本一の大きさ。平成のご大典奉祝行事として建立されました。扁額の文字は勝海舟の筆によるものです。


拝殿


本殿 【埼玉県指定有形文化財】
1849(嘉永2)年築。川越藩主の松平斉典(なりつね)と氷川神社の氏子による寄進により5年をかけて建築。建物全面を彩る、当時屈指の名工と謳われた島村源蔵(俊表)と飯田岩次郎が技を競った「江戸彫り」の彫刻が目を引きます。川越氷川祭で繰り出される山車に乗る人形がモチーフです。



八坂神社 【埼玉県指定有形文化財】
1637(寛永14)年に江戸城二の丸の東照宮として建築されたもので、のちに川越藩に下賜されたものを、1872(明治5)年に川越氷川神社へ移築したもの。江戸城内の宗教的建築物としては、現存唯一の貴重な例です。


絵馬トンネル

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