![]() |
日本の旅 第75回 三菱財閥のお屋敷 旧岩崎邸庭園〜東京都台東区〜
前回に引き続き、東京の街をちょっと歩いてみる企画。今回は、寛永寺・上野公園と周辺の近代建築全体を特集しようと思いましたが、岩崎邸庭園の超豪華な建物を紹介するだけでかなりの量に。そんなわけで、この他については第78回で紹介しています。
|
| ○旧岩崎邸庭園を観る |
というわけでこちら、旧岩崎邸庭園に残る、旧岩崎邸の建物達です。 戦後は、GHQに接収され、その後最高裁判所研修所等に使われ、この時に和館の方は大広間をのぞき、大部分が壊されてしまいました。勿体ない。なお、1999(平成11)年に重要文化財に登録。2003年4月から一般公開が開始されています。そんなわけで、ぜひ行ってみてください。上野公園の直ぐ近くです。台東区池之端1−3−45。
| 1.洋館 |
![]() 洋館(外観)
装飾が細かい〜。で、この洋館は木造2階建て地下室付き。イギリス17世紀のジャコビアン様式を基調とし、ルネサンスやイスラム様式も折衷。建築面積は160坪。 |
![]() 洋館(外観)
後ろから見ても立派! 2階にはバルコニーが付いており、外に出ることが出来ます。ちなみに2階には水洗トイレまで設置。かつてはシャワー付きの浴室まであったとか。明治の建物ですよ、これ! |
![]() 洋館(1階廊下)
ここを進むと、ホールと大階段に出ます。 |
![]() 洋館(1階ホールの飾り柱)
ツルを巻くような装飾が末端に施されているのがジャコビアン様式の特徴の1つだとか。 |
![]() 洋館(大階段)
ゴシック様式の重みを持つ。地下への階段は螺旋階段になっている(地下は非公開)。 |
![]() 洋館(1階)
如何にもお屋敷といったところ。ガラス窓が大きく開放的。なお。左に進むと岩崎久彌の書斎。 |
![]() 洋館(2階)
金唐紙とよばれる超豪華な壁紙。修復工事にあたり忠実に復元されました。 |
![]() 洋館(2階 集会室)
暖炉を備えていますが、1階と2階では使っている大理石の種類が違うとか。そこまで凝りますか!ちなみにイスラム風のインテリアに合わせたものだそうです。 |
| 2.和館 |
![]() 和館(外観)
洋館と同じ時に大河喜十郎を棟梁として建築。普段の岩崎家の生活はここで行われました。残念ながら14部屋もあった居室のうち、残っているのはここだけ。しかし、橋本雅邦(がほう)による四季を描いた障壁画が残る。ちなみに彼の弟子には横山大観、川合玉堂などがいる。弟子の名前は有名ですね(笑)。 |
![]() 和館(大広間)
ご覧のように書院造り。岩崎家娘のひな祭りや長男の結婚式など、身内に関する行事で使用したそうです。檜や杉の大木をふんだんに使用。 |
![]() 和館(大広間)
和館は普通? いや、とんでもございません。例えばココ!よく見ると、書院組子が全て岩崎家の家紋である三階菱になっております。ちなみに、今の三菱グループのマークは、これと、三菱初代・岩崎彌太郎の主君であった土佐藩の山内家の家紋を組み合わせたものだそうです。 |
![]() 和館(廊下)
大広間と接する廊下。こちらも趣があると同時に、各所に様々な見所があるので、ぜひ訪問して調べてみてください。 |
| 3.撞球室 |
![]() 撞球室(外観)
撞球とはビリヤードのこと。洋館の完成からしばらくして、やはりジョサイア・コンドルの設計で完成しました。洋館と対照的な雰囲気で、アメリカ木造ゴシック建築で山小屋風。ちなみに洋館とは地下通路で連絡されていました(撞球室内部も含めて非公開)。 |
![]() 撞球室(外観)
柱に注目。刻みが入っていて凄く面白いですね。洋館・和館と全く違った雰囲気で、岩崎家邸宅は3つの表情を見せてくれます。 |