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日本の旅 第91回 九州鉄道記念館〜福岡県北九州市門司区〜
2003年にJR九州が門司港駅に隣接してオープンさせた鉄道博物館。1891(明治24)年に建てられた旧・九州鉄道本社(赤レンガで、門司港地区最古の歴史的建造物)を本館として活用し、館外にはホームと屋根のある車両展示場を設置。九州で活躍した8両の車両が展示されている。
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| ○鉄道ファンには必見の施設!! |
今回は、九州へ。福岡県北九州市門司区の鉄道記念館を訪問してきましたので、その模様をお伝えしたいと思います。まずは、その入り口から。ご覧のように、さっそく車両展示場から出迎えてくれます。 しかも、隣の門司港運転区のおかげで、これら保存車両との組み合わせがなかなか楽しいです。完全に現役の車両と隔離されて・・・というのでは、ちょっと寂しいですからね。また、保存されている車両自体は8両ですが、電車区の車両のおかげで、さらに多いような錯覚も受けます。さあ、保存車両達を見ていきましょうか。 |
![]() 59634
1922(大正11)年製造。 初の国産貨物用機関車である国鉄9600型の一員(通称:キュウロク)。770両が製造され、九州全域でその姿を見かけることが出来ました。この車両の場合、車番から「ごくろうさんよ」と親しまれていたとか。なお、1974(昭和49)年に山形県の米坂線から、福岡県の後藤寺機関区に転属してきたという、北から南への大移動を行った車両です。 |
![]() C59 1
1941(昭和16)年製造。 東海道本線、山陽本線などで活躍。1956(昭和31)年には門司に配属となって、今は無き寝台特急「あさかぜ」、急行「雲仙」などを牽引します。さらに1962(昭和37)年には熊本に転属しますが、1965(昭和40)年の熊本電化に伴って廃車となりました。 |
![]() ED10 35
1941(昭和16)年製造。 関門トンネル開通と、この部分のみが同時に電化されたために登場した電気機関車。 |
![]() ED72 1
1961(昭和36)年製造。 北九州地区が電化された時に登場した交流電気機関車で、暖房用ボイラーを搭載したため車体長が長く、中央に動力の伝わらない中間台車があるのが特徴。なお、保存されている1号機は試作機のため、量産タイプとは細部が異なります。 |
![]() キハ07 41
1937(昭和12)年製造。 戦前を代表する機械式(クラッチ式)気動車で1両でも運転できる両運転台構造。2両連結も可能ですが、その際にはお互いの車両の運転士が合図を送りながら運転していたとか。 なお、1962(昭和27)年にはディーゼルエンジン搭載の気動車に改造。1969(昭和44)年に国鉄宮原線(現在は廃止)で活躍を終え、豊肥久大運輸センター(旧:豊後森機関区)で保管されていました。 長年にわたり特に保存措置が執られていなかっため朽ち果てつつあった同車ですが、九州鉄道記念館での公開にあたり徹底的に修繕。見違えるような姿になっています。 写真は右上が運転台、右が車内。 |
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![]() クハ481 603
1969(昭和44)年製造。 日本を代表する交直流型特急電車481系・485系(1964年登場)の一員で、ご覧のようにボンネット型先頭車。九州では「有明」「にちりん」「かもめ」「みどり」などで活躍し、同系は後期型が今でも「にちりん」「ひゅうが」「きりしま」として活躍中です。また、同車はグリーン車であるクロ481として誕生したものを、1983(昭和58)年に普通車に格下げしたもの。 485系ボンネット型先頭車両の保存としては、おそらく九州鉄道博物館が初。JR東日本が2007年開館予定の鉄道博物館に保存予定の同型の車両と共に貴重な資料になると思われます。ただ、盗難を恐れてか、トレインマークが正式な物でないのが残念。 写真右上は方向幕、右は車内。 |
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![]() クハネ581 8
1967(昭和42)年製造。 世界初の寝台電車特急「月光」として登場した581系・583系の一員で、昼間は車内を変形させることで座席特急としても利用できる画期的な車両。485系と同じく交直流型で、電気方式が主に直流の本州と、交流の九州の双方で運転できました。 九州では「月光」の他、「つばめ」「有明」「にちりん」で活躍。しかし、その画期的な構造が災いし、山陽新幹線開業と夜行列車衰退と共に寝台特急運用からは次第に撤退。昼間特急のみの活躍としては座席に難があり、同車は1984(昭和59)に交流型近郊型電車、つまり普通列車に運用する715系へ改造。2000(平成12)年まで活躍し、保存に合わせて581系へ復元されました。・・・が、ご覧のように車内を中心に715系時代のままだったりします。 |
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![]() セラ1239
1960(昭和35)年改造。 かつて北九州の産業を代表していた石炭を輸送するために改造されて登場した貨車。1両だけだと貧弱ですが、かつてはこれが何両も連なり、石炭を満載にして走り回っていました。 |
![]() おまけ
ところで、先ほども述べました通り門司港運転区にいる車両との組み合わせが結構楽しい。写真は、ムスタファさんが2004年5月に撮影した時のものですが、485系ボンネットの向こう側に、485系「きりしま&ひゅうが色」「レッドエクスプレス色」5両編成が停車中。かつての同僚との組み合わせが見られました。 |
| ○本館へ |
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それでは、本館の中に入っていきます。今回御紹介する展示物の他に、811系の運転台を利用した運転シミュレーター、九州の鉄道の歴史をパネルで展示、西日本鉄道などを含め九州を走る鉄道の写真をパネルで展示したり(企画展だったかも知れませんが)、JR九州が力を入れている鉄道グッズの販売、鉄道関連書籍の閲覧室などがありました。
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![]() 旧・九州鉄道本社 (九州鉄道記念館
本館)
1891(明治24)年築。 門司駅(現・門司港駅)の開業と共に、同年にこのエリアで鉄道を運転開始した九州鉄道の本社として建築されたもので、のちに鉄道院、鉄道省、日本国有鉄道が使用。現在はJR九州(九州旅客鉄道)の所有で、今に至るまで一貫して鉄道関連施設として使われ続けているのが特徴です。 |
![]() 九州鉄道記念館 本館内部
本館内部は、半分を吹き抜けの構造としつつ、レンガのレトロな雰囲気を損なわないような印象を構成しています。 |
![]() 鉄道院 チブ37
1909(明治42)製造。 のちの国鉄である鉄道院が47両製作した客車の37番目で、1929(昭和4)年に大分県の耶馬渓鉄道(→大分交通耶馬線)に譲渡。1971(昭和46)年まで活躍しました。 その後、大分県中津市の汽車ポッポレストランで保存されていましたが、この度当館へ寄贈。非常に貴重な車両で、これまでの保存に心から敬意を表したいと思います。 |
![]() 鉄道院 チブ37 車内
ご覧のように、当時の座席は畳(たたみ)!! ちょっと堅そうな雰囲気が・・・(笑)。 |
![]() 九州の鉄道大パノラマ
こうした施設では定番の、子供達に大人気の鉄道模型。80分の1の鉄道模型であるHOゲージを使用し、山陽新幹線0系、九州新幹線800系をはじめ、新旧の九州の鉄道車両が走ります。 |
![]() 九州の鉄道大パノラマ
ちなみに意外に必見なのは、狭い空間に九州を代表する様々な風景が再現されていること。左写真は博多駅(何故か後方は桜島?)、上写真はハウステンボスとなっています。 |
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![]() ヘッドマーク・トレインマーク展示
いずれも九州を代表する列車の資料展示で、左は電気機関車に付けられていた、各種のヘッドマーク。「さくら」も「みずほ」も無くなってしまいましたね・・・。 上写真は、特急「つばめ」に関する展示。歴代車両がパネルと鉄道模型で展示されています。ところで私見ですが、JR九州が「つばめ」の歴史を語る際、485系・583系の「つばめ」について、あまり触れないのはどうしてなんでしょう(笑)。3代目:181系、4代目:787系・・・ばかりですが。話がややこしくなるからかな? |
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