急行【まりも】


札幌と釧路を結ぶ夜行急行として活躍した「まりも」。
(写真:白石〜苗穂/撮影:haru様(禁転載))

●基本データ

登場年:1981(昭和56)年 (*昭和26年から43年まで運転実績あり)
元運転区間:札幌〜釧路 (*函館〜根室で運転していた頃もあり)
元使用車種:10系・14系(S43年まではその他の客車使用実績あり)

●列車の解説

 急行「まりも」は昭和56年に急行「狩勝」の夜行列車を改称の上、登場した。列車名としては昭和26年から43年まで、同じく急行列車として使用されていた実績もあり、またその後も臨時列車として使用されていたりもした。

 登場時は10系客車を中心とした旧態然とした構成だったが程なくして14系客車も使用されるようになり、昭和58年には旅客車両に関しては14系化が完了している。

 この状態でJR時代を迎えたが、高速バスとの競合や、根室本線系統の特急列車の高速化が進み、夜行列車の需要はだんだん少なくなり、なんとか短編成化で切り抜けてきたものの、客車の老朽化も進んできたことから、平成5年に特急化の上、「おおぞら」に編入されることとなり、急行「まりも」は廃止となった。

 「まりも」という列車名はその後「おおぞら」から再び分離し、特急として再度復活したが、奮闘叶わず廃止となっている。  

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