快速【萩・津和野】

   J.R. Rapid Service Train "Hagi-Tsuwano"
ラッピングが施されたキハ58系専用車両が使用された。
(写真:山陰本線 長門市駅/撮影:デューク)

●基本データ

登場年:2004(平成16)年
運転区間:下関〜津和野
元使用車種:キハ58系

●列車の解説

 萩開府400周年を記念して運転された臨時の快速列車で、萩や津和野といった山陰西部の観光地を下関方面から結ぶ列車として運転されたもので、鉄道ファン的には走行線区が興味深い列車だった。

 ルート的には山陽本線から美祢線・山陰本線を通り、益田から山口線に入って津和野までという興味深いルートが特徴だった。
美祢線を経由することで長門湯本などへの観光列車としての性格も併せ持っていたのも特筆されよう。

 当初は平成16年中の運転とされていたようだが、案外好評だったようで平成17年の2月末まで運転された。
 ところで、下関方面からの萩等への観光は「いそかぜ」の廃止で、鉄道は半ば手を引いてしまった感もあるが、臨時列車でも良いから「萩・津和野」号のような列車は定期的に運転してもらいたいところだ。なお、下関〜長門市〜仙崎ではキハ40系改造車による快速「みすゞ潮彩号」が運転を開始している。
 行先サボのアップ。サボには列車名が書かれていた。もっとも、列車名が行き先そのものずばりのため、わざわざ行き先を書く必要もないというところか。
しかし、帰りの下関行きの場合は困るだろうに。
(撮影:デューク)

 長門市駅に停車中の「萩・津和野」。
 車両はキハ58系で、自由席はボックスシートだが、指定席はリクライニングシートが装備されていた。正面から見るとJR西日本広島支社の新急行色そのものだ。ヘッドマークが用意されたのがうれしい。
(写真:山陰本線 長門市駅/撮影:デューク)

 長門市駅を発車した「萩・津和野」。
 側面のデザインが見えるが、いろいろなイラストが描かれている。
(写真:山陰本線 長門市駅/撮影:デューク)  

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