2008年10月19日〜20日 惜別!キハ58系で行く四国の旅

○第6ランナー 土佐電気鉄道桟橋線(800形) 高知駅前13:58 → 桟橋通五丁目14:12


 「あしずり」までの時間で土佐電鉄の撮影や簡単な観光をすることにします。まずは高知駅前から土佐電鉄桟橋線で終点まで乗ってみます。乗車したのは元・山陽電気軌道の802号でした。


 桟橋通五丁目電停から少し歩いて桟橋車庫へ。海外からの譲渡車両が車庫でお休みしていました。写真はオーストリアのグラーツ市電で活躍していた320形。


 さらに高知駅の方に向かって歩きながら撮影。桟橋通三丁目電停まで来たところで前方から590形592号が来たので撮影。元・名鉄美濃線の車両で土佐電鉄に移籍した後も名鉄時代のスカーレット一色で使用されており、異彩を放っています。


 こちらは土佐電鉄生え抜きの200形221号。200形は一部車両に車体更新工事が施され、前面中央の窓が左右に拡大されるなどしていますが、写真の221号は未更新。ちなみに221号は200形のラストナンバーです。


 撮影の続きをはりまや橋電停で行うべく、乗車。やってきたのはこれまた山陽電気軌道から移籍してきた700形701号でした。
 はりまや橋電停で降り、すぐ側にあるはりまや橋を撮影。現在は橋の下を流れる川が埋め立てられてしまい、欄干だけが残されています。


 こちらは復元された江戸時代のはりまや橋。当初はこれくらいの小さな赤い太鼓橋でした。


 江戸時代のものとは道路を挟んで反対側にある明治時代のはりまや橋。こちらは撤去後に一般人の手により保存されていたものを元の場所に移築しなおしたものです。
 この他、現在の石造りの欄干になる前の赤い木製の欄干が地下公園に保存されているとのことですが、今回は未撮影でした。


 さて、再び電停に戻り撮影…ですが、なぜかやってくるのは600形ばかり。まあ、30両も在籍しているのを考えれば仕方のないことかも知れませんが…。
 写真は後免町行きですが、電車の行き先表示は「ごめん」なのがユニークですね。


 この620号の他数両は前面窓に改造が加えられ、オリジナルが下降式なのに対し写真のように上昇式となり、さらにバス窓のように窓が1枚追加されています。
 この他にも600形の一部が自社製造ということもあり、形状に多様なレパートリーがあるそうで、その辺を見ていれば楽しめそうです。


 先ほど乗車した701号。鏡川橋電停で折り返し後免町行きとなっていました。


 さて、今年2月から高架駅として営業している高知駅ですが、正面となる南口側はまだまだ工事中。完成した時には土佐電鉄の電停を囲むように道路が敷かれるようなレイアウトになるそうです。

 17時11分、「あしずり」発車。この時期の17時過ぎは日が短く、既に日没間近だったため露出が上がらず苦労させられました。ここで見送ったキハ58・65ですが明日また乗車することになります。
 このあと間もなくして辺りは暗くなり、撮影出来る状況では無くなったので早めにホテルにチェックインし、充分に休みました。

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