北イギリスの乗り物を満喫する週末の旅
▼1月30日
あなたと会えるなら、それは素晴らしい事件、月の照らすMY LONELY TOWN〜♪
(これで好きなアーティストが分かったと思います(笑))
今日も(少なくともロンドンでは)晴天で綺麗な満月が撮れました。
今日の出発地点はロンドン・ヴィクトリア駅。ここもまた大ターミナルの一つで、主にイギリス南東への路線の基点となっています。
○第7ランナー サウザンレインズ「ガトウィック・エクスプレス」 Southern Trains (Gatwick Express) ロンドン・ヴィクトリア 4:30 → ガトウィック空港 5:05
ヴィクトリアからは空港特急のガトウィック・エクスプレスに乗車します。ヴィクトリアとガトウィック空港駅をノンストップで結んでいます。この列車の使用車両は460型電車(Class 460)で、第3軌条方式の特急型車両です。
460型はその某SF映画の適役みたいな顔から「ダース・ベーダー」というニックネームがついているようです(笑)
この編成はエミレーツ航空の特別仕様の編成でした。
車内は2+2のクロスシートで、大型の荷物ラックも設けられています。座席はイギリスでは相変わらずの硬さでした(苦笑)
ガトウィック空港は南と北ターミナルに別れていて、駅は南ターミナルと隣接しています。北ターミナルへ行くには通常はモノレールを利用するのですが、現在改造工事中なので、代行バスでそこへ向かいます。
チェックインも事前に済ませ、預ける荷物もなかったので、割と短時間で中に入れました。
こちらはゲート付近のターミナル内の様子。
こちらはゲートの入り口なのですが、なかなか凝ったデザインです。エンジンのエア・インテイクをイメージしているようです。
イギリスの朝食といえばこれ!伝統的なイングリッシュ・ブレクファスト。すごくおいしかったですけど、さすがに朝6時でこれはちょっとキツかったかも(汗
みなさんも是非イギリスへ来る機会があったら食べていってください。
他にろくな料理もないですし(苦笑
○第8ランナー ブリティッシュ・エアウェイズ ロンドン・ガトウィック空港 6:55 → マンチェスター空港・・・?
今日乗るフライトはブリティッシュ・エアウェイズのBA2902便、使用機種はボーイング737-400。ちなみにBAのB737はガトウィック便にしか使用されていません。老巧化も進んでいるので、今後はエアバスA320系列の機種で置き換えるそうです。
機内は本当にガラガラでした。恐らく10人ぐらいしか乗っていなかったと思います。
離陸してしばらくすると、窓から昇ってくる朝日が見えました。
ガトウィックから北上する間にロンドン市街上空を通るのですが、こんな写真が撮れました。テームズ川の軌跡がはっきり見えます。このまましばらくうとうとしていたら急に放送があり、
「マンチェスター空港は今朝の大雪で閉鎖されているため、この便はリバプール空港へ目的地を変更いたします」
・・・・え。
地上を見下ろすと確かに一面雪景色になっていました。マンチェスター空港では雪かき作業がまだ続いているらしく、当分着陸できないらしいので、最寄りのリバプール空港で着陸することになりました。
せっかくマンチェスター空港で2時間ほど撮影しようとしていたのに・・・非常に残念です。
高度を下げていくと、発電所が見てきたり。
マージー川の橋も見えてきたり。
無事リバプール空港に着陸できました。タラップを降りてバスに乗り、ターミナルへ向かいます。ちなみにこの機体はすぐガトウィックに折り返すので、また戻りたい人はそのまま乗ってていいというアナウンスも。ここまで来てさすがに引き返すわけにはいかないので、このまま旅を続けます(笑)
日曜日ということもあってご覧の通り空港内はガラガラ・・・。
ここで冷静に今の状況を考えてみることに。BAはマンチェスター空港へのバスを手配してくれるらしいのですが、いつそれが来るかも分からないので、自腹でマンチェスター空港へ移動することにしました。この時間ならまだ病院での集合時間の12時にまだ間に合いそうです。
○第9ランナー Merseytravel リバプール・ジョン・レノン空港 9:15 → リバプール・ライムストリート 9:45
リバプールといえばビートルズの発祥地で、空港の正式名称もリバプール・ジョン・レノン空港となっています。
ここからバスに乗り、街中へ向かいます。
駅前に到着するとこんな建物が。後々調べてみると、セント・ジョージ・ホールというコンサートホールや法律裁判所などがある場所で、1854年に建てられたものらしいです。
こちらはリバプール最大のライム・ストリート駅。メイン・アプローチは修復工事中でした。ここでちょっと雨が降り出してきたので、さっさと駅構内へ移動します。
- 駅はまたまたイギリスが大好きなアーチ構造。言っちゃえばヨーロッパの大都市ならどこにでもありますね(笑)。ただリバプールのは他と比べて比較的小規模です。
○第10ランナー ノーザントレインズ リバプール・ライムストリート10:01 → マンチェスターピカデリー 11:03
切符を新たに購入し、ひとまずマンチェスターへ戻ります。今回乗る編成はClass 156(DC)2連とClass 142(DCレールバス) 2連、計4両編成の列車。このようなボギー車と2軸車の混合編成は比較的よく見られます。
さすがに朝が早く睡眠時間も足りてないので、車内でウトウトしていました。
マンチェスター・ピカデリーに11時ごろ到着し、まずどうやって病院へ行くかを決めます。街中からバス、もしくは空港経由で行く二つの方法があるのですが、とりあえずバスの時刻を確認するべくピカデリー・ガーデンズへ歩きます。
・・・で、時間を確認したところ、まだ1時間以上は来ないらしいので、空港経由で病院を目指すことにします。
○第11ランナー トランス・ペナイン・エクスプレス マンチェスター・ピカデリー 11:38 → マンチェスター空港 11:55
空港まではトランス・ペナイン・エクスプレスが運行するClass 185 3連で向かいます。ここから空港まではノンストップなので、空港特急並みの速さです。
12時ごろに空港に到着し、すぐにバスターミナルのほうへ向かいます。本当だったら近くの展望台で2時間ほど撮影を堪能できたのに・・・非常に残念です。
○第12ランナー Arriva Bus マンチェスター空港 12:10 → マンチェスター・ウィゼンショー病院 12:31
空港から病院へはバスで移動します。
結局30分遅れでしたが、あまり職場体験自体には影響がでなくてよかった・・・。
今日は手術室の見学をしたり、とか患者さんと話をさせて頂いたり、なかなかおもしろかったです。
○第13ランナー タクシー マンチェスター・ウィゼンショー病院 → マンチェスター空港
今日も6時ごろ解散して、都合のいい時間のバスもなかったのでタクシーをひろって空港まで行きます。○第14ランナー ノーザントレインズ マンチェスター空港 19:09 → マンチェスター・ピカデリー 19:31
空港からピカデリー駅までは各駅停車の Class 323(3連EC)に乗りました。この車種は電化されている近郊路線などに使用されています。 ピカデリー駅で時間があるので、夕食をとったり、撮影したりしていました。
○第14ランナー ヴァージントレインズ「ペンドリーノ」 マンチェスター・ピカデリー 20:20 → ロンドン・ユーストン 22:56
最終ランナーはピカデリー駅からロンドンへ戻るヴァージン・トレインズのペンドリーノ。車内では爆睡していました。ユーストンには11時ごろ到着し、帰宅したのは11時半ごろでした。
この週末は当初はゆるゆるな2泊3日の観光旅行だったのが、いつの間にか土日日帰りの強行プランとなっていました(汗)。でもこのおかげで北西イギリスの交通も堪能できましたし、こんな機会でしか乗らないであろうイギリスの国内便にも乗れたので、満足しました。
職場体験も大いに役に立ち、先輩には感謝!
ただ、この2日間ずっとカフェインやエネルギードリンクで意識をつなぎとめていたので、さすがに翌週の学校は辛かったです(苦笑)。
〜終〜