2013年10月19日 しまんトロッコと海洋堂ホビートレインを撮影する

〇撮影&執筆:リン

 金曜の晩に出発する運びだったのですが、雨だったので正直迷いました。ただ、他の週末の休みがあったとしてもそれはそれで何かのネタに出向くことになりますので、結局は出撃しました。
 ただ、割と近場で宇和島までなら片道210kmなので、雨のナイトドライブと言うこともありスピードを控えめに、途中の休憩をたっぷり取りつつ、宇和島に6時過ぎに到着しました。


まずは宇和島駅北方の踏切脇で軽く撮影。と言ってもキハ54形とキハ32形が出入りするだけですが…。


 そんな中、朝の宇和海1号→4号は2000系TSE車が入るのできっちり撮影。両端の先頭車はTSEでしたが、乗降扉の窓で分かる通り、中間車は量産車でした。なかなか揃わない…。
 そして先頭の2101は元貫通扉だったところが大きく凹んでいました。鹿でも撥ねたのでしょうか?替えの部品がないのだろうとは思いますが、何か痛々しいですね。


 宇和海4号と入れ替わるようにして到着する予土線の始発列車。江川崎からのこの便には海洋堂ホビートレインが運用に入っています。ただ、この運用では前にキハ54形が連結されているので黄色い方のエンドは見られません。

 これで宇和島での撮影は終了。予土線沿線へと向かいます。
 ここで晴れていれば沿線での撮影も考えたのですが、雨が降り続いていたので道の駅で休憩した上で列車が長時間停車する江川崎へ。

 江川崎はこの夏に日本最高気温41℃を記録した場所で一躍有名になりました。駅にも「日本一暑い駅へようこそ」のポスターが。熊谷の本気に期待。


 海洋堂ホビートレインがやって来ましたが、こちらも前に1両。
 来週の週末まで宇和島〜江川崎で自転車を車内に積み込める「サイクルトレインにゃんよ号」として運転されており、所定1両のところ、窪川方に自転車積載用のキハ32形を増結しています。小振りながらヘッドマークも装備。自転車は乗ってませんでしたが。


 ここ江川崎では9分停車して行き違いとトイレ休憩を行っています。その間に先ほどは見ることが出来なかった反対側も撮影。初代ホビートレインは赤を基調にしていて派手でしたが、この2代目は初代に比べると個人的にはかなり好みですね。

 発車を見届けてから一応窪川へ向けてクルマを走らせてみますが、当然追いつけませんでした。R381も四万十川沿いの快走路で飛ばそうと思えば飛ばせるのですが、何しろ予土線の方が直線状で駅も少なくかっ飛ばしてしまうので…。

 そんなわけで窪川へ向かう途中、大正の街にある「四万十川焼酎銀行」に立ち寄り無手無冠さんの栗焼酎「ダバダ火振」を購入。通販でもなかなか手に入らないレアな焼酎ですが、ここに行けば一般的な4合瓶から一升瓶まで各種買えます。開封した時の栗の香りはたまりません。
 話は前後しますが、窪川からの帰りにも再度立ち寄り、今度は無手無冠さんの隣にある酒屋で日本酒も購入してみました。こちらはお試しと言うことで300ml瓶で2本。通販でも購入は可能ですが、やはり現地に赴いて購入するのが一番ですね。

 さて、窪川の街まで行きはしたものの、留置されているホビートレインを撮影するでもなくただ昼飯を調達しに来ただけ。さっさと折り返し、r329から川奥信号場へと向かいます。場所は山奥ですが地名は川奥とはこれいかに。


 ここではホビートレインと「しまんトロッコ」が交換を行います…が、遠くでの交換なので撮影は困難。むしろここに至るまでの県道の一部が四国の山道なのでお察しくださいな状況。さらに今は時間帯通行止め規制まであるので結構厄介です。

 これを見送って、通行止めが解除されているうちに脱出したかったのでそそくさと移動。道の駅で休憩し、大正で酒を購入し、沈下橋を渡って四万十川をぼけっと眺め、江川崎で仮眠というのんびりした行動で時間を潰します。

 窪川で折り返してきた「しまんトロッコ」は江川崎で12分停車するのですが、16時25分着ということで悪天候もありかなり暗くなってしまいました。


 が、入線は低速なので問題ありません。停車中をじっくり撮影すればいいだけの話でもありますし。


 黄色くなったトラ45000形。水戸岡氏のデザインした側面が印象的ですが、全部黄色くしないあたりが良いアクセントになってナイスです。

 黄色、というと末期色とも揶揄されるJR西日本広島支社の電車が想起されますが、この列車については末期となることなく、むしろ予土線の今後を明るくする色として活躍してほしいものです。


 せっかくなので2分ほど早めに駅を出て、真土駅手前のカーブでも撮影しておきました。
 今回の遠征での走行写真が少ないのは、悪天候と予土線の線形があります。ここから窪川寄りでは四万十川沿いかトンネルか橋梁で撮影できそうな場所が少なく、吉野生以西にほぼ限られ、その区間が悪天候と時間帯でカットされてしまったのです。

 これにて撤収。時間も早かったので松山道を使わずR56・R196経由で帰りましたが、途中、内子町と伊予市と松山市内(環状線)の3カ所で交通事故現場に遭遇。特に最初の内子町の現場は事故発生直後だったらしく渋滞に巻き込まれ酷い目に遭いました。

 自分が原因となる分には注意すればある程度は防げますが、もらい事故は自分の力ではどうにもならず、明日は我が身としか言えません。移動が増えればそれだけリスクも負うわけで、気をつけねば。

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