2015年3月29日 485系「夕月」「いそかぜ」を撮る

〇撮影&執筆:リン

 激務に伴い起床予定4時半に対して起きたら7時45分という寝坊。いつぞやの「北近畿」の惨劇が頭をよぎりましたが、今日の本命は昼過ぎなので気を取り直して新幹線を手配し直し、駅へ。旅費を抑えるために「ひかり」が停車する新下関駅で下車し、18きっぷに切り換えて小倉へ。

 結果的には普通電車を乗り継いでくるよりも1時間ちょっと早く現地入りとなったわけですが、上写真の170レなど数本のEH500形貨物を撮影出来た程度で、純粋に寝坊した分余計に旅費が発生してしまった形となりました。

 さて、特にやることもないので2時間ほど前から西小倉駅の下りホームでスタンバイ。817系3000番台も本数が少ないながら撮影出来ました。

 883系初期車。グリルの形状が違うので判別は容易です。日曜と言うこともあってか流石の乗車率。

 さて、西小倉駅の鹿児島本線下りホームからは日豊本線上り列車がカーブのアウト側から撮影出来ます。終日逆光となり、この日は天気も非常に良かったので思っていたよりも人は少なめでした。  日田彦山線からの直通列車が1時間に1本と特急が30分に1本、あとは813系ばかりなので少々飽きます。

 そんなこんなで待ち続け、「いそかぜ」ヘッドマークを先頭にして14時46分にようやく通過。基本的に低速での通過となるのでじっくり狙えます。

 引きつけてさらにもう1枚。まさかキハ181系のヘッドマークを485系に装着して運転するとは…。当然、485系での運転実績はなく、リバイバルではなく「if」を表した列車と言えます。

 さて、この場所を撮影地としたのは行動の取りやすさ。「いそかぜ」を撮影したあと素早く移動して「夕月」を引き続き狙うために普通電車で先行する必要があったのですが、撮影後20秒で普通電車がやってくると言うタイミングの良さにも恵まれ、目星を付けていたスペースワールド駅へ。

 素早く上りホームに移動し、後続でやって来た「夕月」を撮影。何故か下りホーム側の方が大勢集まってましたが、光線状態を考えてもこちら側が正解だったのでは…?ちなみに上りホームは先客1名と、私と同じ電車で西小倉から来た1名の3人だけ。極めて平和でした。

 「夕月」の僅か1分後には2075レが通過。これはEF81形の運用でありしっかり準備して撮影出来ましたが、幸運にも301号機でした。  「夕月」の本運転には追いつけないので、後続の普通電車に乗車し隣駅の八幡へ。

 ここでもEF81形運用の1152レを撮影。牽引は451号機でしたが…なんだこの荷。遠くに姿が見えた時は単機かと思うほどでした。  少々寄り道しましたが、さらに隣駅の黒崎から福北ゆたか線直通の電車に乗車し直方方面へ向かい、485系の回送を狙います。  ただし、場所を全く考えていなかったので、折尾から2駅南の中間駅でなんとなく下車。結果的にはこれが正解でした。

 駅から直方方面へ線路沿いを歩くこと約10分、偶然にも遠賀川橋梁にたどり着き、車での追っかけ組およそ25人の中に混ぜてもらい(と言っても余裕はかなりありましたが)、厳しい逆光ながらも撮影。完全にノープランで歩いていたので充分すぎるぐらいですが。

 さらに、中間駅に戻ると2番線に停車していました。後から分かったのですが、時間調整で30分ほどの長時間停車があったようです。

 ということで、まったりムードで撮影会状態。少々フェンスなどが邪魔ではありますが、仕方ありません。

 側面幕はかなり凝っており、各車両2ヶ所ずつの計6ヶ所全て違うものが貼られていました。  日豊本線基準で海側となる方から順に紹介。クハ481-256には「夕月 筑豊-日豊線経由 臼杵」。後に紹介する山側のものとややデザインが異なります。

 モハ484-206には「記念列車 開業100周年 臼杵駅」と、今回の特別運転を記念したもの。

 クモハ485-5には「特急 いそかぜ 直方」。

 続いて反対側となる日豊本線基準山側。クハ481-256は同様に「夕月」ですが、「特急」が入る標準的なもの。

 モハ484-206はいろいろと書き込まれていました。

 クモハ485-5は「いそかぜ」の発着駅両端を記したもの。  ヘッドマークと合わせ、クモハ485-5は「いそかぜ」・クハ481-256は「夕月」で統一されていたようです。

 「夕月」のヘッドマークのアップは撮影し忘れましたが、「いそかぜ」はバッチリ。 完全にキハ181系当時のデザインですね。これはこれで似合ってました。  一通り撮影し終え、先行する普通電車で黒崎へ戻ります。  

ここで入線を撮影。ただ、強烈な逆光に加え停車位置もイマイチだったのでこの入線だけ撮影し小倉駅へ戻りました。腹の虫押さえにとかしわうどんを食べ、下関へ。

 下関→新山口は117系C101編成。福山でも見慣れた黄色ですが、下関の117系末期色は前面窓周りがオリジナルの茶色のまま残されているという違いがあります。ようやく撮影出来ました。  このまま新山口で乗り継ぎ、徳山まで移動したところで「さくら」で一気に福山へと帰ることにしました。

 乗り換えるために新幹線のコンコースに入ったところ、山陽新幹線40周年を記念したミニ展示が設けられていました。

 0系の座席も展示されていました。こちらはグリーン車の座席。

 こちらは普通車の3人掛けの座席ですが、初期の転換クロスシートではなくリクライニング機構を備えたタイプの座席ですね。  
 どちらも座っても良さそうな感じでしたが、一応遠慮しておきました。  そんなこんなで福山には22時前には到着。結局往復とも一部ながら新幹線を使うことになりましたが、撮れ高としては満足のいくレベルの出撃となりました。

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