
北海道の歴史〜その時代区分に迫る!〜(1)担当:大黒屋介左衛門
日本国内には他にも沖縄にも独自の時代区分があります。とりわけ考古がメインとなる古代の時代区分は多少なりとも地域差が出やすいですが歴史的な経緯から両地域は他と大きく違ってます。
1 紀元前300年ごろ〜紀元7世紀ごろ 続縄文時代(弥生〜古墳) 2 7世紀ごろ〜12,3世紀ごろ 擦文時代(古墳終末期もしくは飛鳥〜平安後期ないし鎌倉初期) 3 12、13世紀〜明治 アイヌ文化期 といった感じです。 ちなみに沖縄はといいますと
およそ2300年ほど前ぐらいに縄文晩期が終わりこの続縄文文化が北海道に現れ始めるわけですが、この文化は『続』の名が示すとおり先行する縄文文化を強く意識した名称です。 この名称は1936年刊行の雑誌「ミネルヴァ」上の山内清男の発言が最初だそうです。雑誌「ミネルヴァ」は考古学史上の『ミネルヴァ論争』の舞台となった雑誌で大学で考古の講義を受けた人ならほぼ間違いなく聞いていると思います。学史上のこのような萌芽を受けて、以降研究が続きおおよその続縄文文化の定義は『縄文以来の狩猟・採集・漁撈の文化に北と南からの文化の影響を受けて独自に展開発展した時代』といえるのではなかろうかと思います。 ですが、北と南の二つの文化受容する度合いは、当然ながら地域性ができるわけで、 大きく4つの文化圏に大別できます。すなわち 恵山文化・・・渡島半島 江別太文化・・・石狩低地帯 宇津内文化・・・道東北部 興津・下田之沢文化・・・道東 恵山文化は南の本州の影響の強い文化、宇津内文化は北の樺太・大陸北方の影響の強い文化圏と簡単に言うとそうなります。残りの二つはそれらにクッションをおいたといった感じですが、立地的に江別太文化は南北両方の影響を受けていてそう簡単にはいえないところがありますけどね。 次回からは個別にその文化を紹介します。 |