地球 (私たちが住む、母なる水の星)
     (英語:Earth/アース、ラテン語: Terra/テラ)
●基本データ
太陽からの平均距離:1億4960万km
大きさ(赤道直径):1万2756km
平均密度:5.52g/cm3
公転周期:365年
自転周期:1日(約24時間)
衛星の数:1(月)

●大きさ比較

水星〜火星

太陽〜海王星

●どんな構造?
  地球はその中心から
1.・・・主に固体で構成。コアともいい、液状の外核と、その内側に固体状の内核があります。内核は6650℃。
2.マントル・・・地殻の底から約2900kmの深さにまで広がっています。上部マントルは鉄とマグネシウムのケイ酸塩で、下部マントルはマグネシウム、シリコン、鉄の酸化物で構成されていると考えられています。
3.岩石圏・・・リソスフェアとも。地殻とマントル最上部の固い岩盤を併せた部分。
4.水圏・・・海や湖、川、地下水など。
5.大気圏・・酸素を20.9%含んでいるのが他の星と異なる大きな特徴。
 で構成されています。岩石圏で地殻がプレートに別れ、マントルに乗って移動するプレートテクトニクスは、2012年現在、地球だけで見られている現象です。

 ちなみに地表の総面積は5億1007万2000kuで、そのうち海が3億6113万2000ku(70.8%)、陸地が1億4894万ku(29.2%)です。まさに、水に覆われた惑星ですね。

 なお、地球は完全な球形ではなく、わずかに洋ナシのような形をしています。

●地球の衛星
  地球の衛星といえば月。半径は1738km。母惑星である地球に対し、常に片側を向けて公転している衛星です。地球側を「表側」、反対側を「裏側」とよびます。表側はかつて溶岩に埋められた平らな地形「海」とクレーターが広がっています。「海」は、月の兎模様を作り出す地形で、明るい部分は「高地」と呼びます。裏側は、「海」は殆ど存在せずクレーターに覆われています。裏と表でなぜ地形が異なるのかはわかっていません。

 月は、母惑星に対して大きいという点で太陽系の中でも特異な存在です。地球の4分の1の大きさを持ち、質量は80分の1です。ちなみに、太陽系最大のガニメデは半径は2634kmですが、木星の半径は7万1492km 。約27分の1しかありません。 月のような特異な衛星がなぜ出来たのかについては諸説ありましたが、近年では火星大の惑星が地球に衝突したかけらが月であるとの説が有力です(ジャイアント・インパクトまたは、巨大衝突説)。