
ネット上で、世の中の事象や歴史などを様々なことを解りやすく、詳しく紹介する裏辺所長。
そんな裏辺所長自身は何を考えているのか。世俗的なものから、政治・経済・歴史問題まで。
ちょっとだけ、裏辺所長が世の中をバッサリ切ります。
でも、裏辺所長の言うことを信じてはいけません。大切なのは、あなたがどう思うかです。
第6段
放置自転車問題を考えてみた(11月1日’02)
今、市民のマナーが問われている・・・・と、ちょっとマスコミ風に始めてみましょうか。 と言ったものの、今に始まった問題でないのが「放置自転車」。今回はこれについて考えてみましょう。なお、もしかすると一部の人には「ムッ」としたり、「ドキッ」としたりする表現があるかも。でも、ご安心を。最後には筆者らしく(?)、やんわり上手にまとめております。・・・・・と、思うんですけど・・・。
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●放置自転車 |
皆さんの中にも、見事に取り締まりに引っかかり、自転車を持ってかれたという人もいることでしょう。裏辺研究所では以前、佐都副所長が駅前に停めていた自転車を市に回収されてしまいました。その日の佐都副所長はご立腹で「いい、もう自転車なんか乗らない!」とお怒りでございました。しかも、普段から常駐させているのではなく、たまたま急いでいたから停めただけだったのです。多分、初めてじゃなかったかな?駅前に停めたの。
そう言う日に限って、突然市の委託を受けた業者が自転車を回収しに来るもの。だから、非常に不満が残るわけです。しかし、回収しても回収しても放置自転車の数は減らない。一体皆さんどれだけ自転車を所有しているのか???などと思ってしまうぐらい。そして、非常に邪魔。ひどい時には道の大半が、放置自転車にふさがれてしまうこともあります。
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●台東区はこう考えた |

●実験の概要
○専用サイクルポート:上野駅および周辺地区に約12か所設置。
○モニター:区内在住、在勤、在学者から約300名を募集し、約100台の車両を貸出。
○利用条件:24時間利用可能、自宅持ち帰り不可(ポートに返却)。
○管理運営方法:IDカード式の貸出システム、自転車積載トラック巡回。
詳しく説明します。まず、あらかじめ上野駅前に、サイクルポートという場所をもうけて、そこに自転車をおいておく。そして、区内各地に設置された他のサイクルポート(すべて併せて12カ所)にも、同じように市内各地に自転車をおいておく。皆さんが自転車を駐輪することが出来るのは、これらサイクルポートという場所だけです。そして、1つの自転車を共同で利用してもらう。所長が駅前から公園に乗ってきた自転車を、佐都副所長が公園からまた駅に向かって乗っていく・・・という感じです。
つまり、1台の自転車に回し乗りしてもらいます。ここまでは、他の地域でも実験したことがあります。ですが、管理がずさんで、また誰が乗ったか把握出来ないため、盗まれたり、放置されてしまいました。
そこで台東区の発案はこれ。この自転車利用に登録を必要とします。登録するとIDカードが交付される。自転車を使用する時には、駐輪場から鍵を受け取るのですが、その時にIDカードを通し、自転車の鍵の入ったボックスを開ける。そして、鍵を自分で受け取る。ゆえに、誰がどの自転車を使用しているかが把握されるわけです
こうして、みんな決められら場所に自転車を置いて、放置自転車もなくなる、万歳万歳。
・・・・・マジですか?。お金と手のかかった、壮大な間抜けな試みです。結局のところ、みんな好きなところに自転車を停めるのがいいのだから、わざわざサイクルポートにおこうなんて・・・。登録するのも面倒でしょうし、まあ実験が終わってみないことには解りませんが、あまり放置自転車を解消する手とは思えません。それに、、用意する自転車の数だって限りがあります。サイクルポートに必ず自転車があるかも不安。みんな出払ってしまうことだって考えられます。
まあ、元からマナーのいい人には喜ばれる制度かも知れませんけど。
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●懲罰的?広島市の場合 |
そこで、広島市の場合は「取り締まり」で徹底的に放置自転車に対抗。といっても、放置自転車は回収されるだけなんですけど、回収された自転車を集めておく場所が中心地から遠い!!詳しく測ってはいませんが、10kmは軽くあるでしょう。回収された自分の自転車を取りに行くのは一苦労です。そんなわけで、この地では勇気がないと中心部で自転車を置くのは不可能。もっとも、それでも堂々と自転車を置いている人はいるんですけど。
ただ、他の市に比べて圧倒的に放置自転車の数が少ないです。これも、一つの解決策でしょう。
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●しかし、環境に優しい自転車 |
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| 山口県徳山市の商店街の場合。 広い通りの真ん中を自転車用に開放。客離れの進む商店街の苦肉の策。しかし、自転車は放置されているものの、人通りはご覧の通り。難しいねえ。 |
とはいったものの、自転車さえ取り締まればオッケーというのでは情けない。ダンナに自動車で送ってもらうところを、自分で自転車で来ました、みたいな人も多くいるでしょう。自転車を追い出せば問題は簡単、というわけには解決しない。特に、中心商店街の場合はお客に多く来てもらう必要があるのだから、しかも駐車場が少ないんだから、自転車で来る客は優遇すべき。
ゆえに結局のところ、駅前に大きな自転車駐輪場を作るしかないんです。ただ、建設費と管理費がかかる。ならばどうするか。これも広島市の場合ですが、100円の駐車料金を払います。ただし、そこを管理する百貨店で一定金額以上の買い物をすれば駐輪券が1枚タダでもらえる。どうせその百貨店に用がある人は、事実上駐車料金はタダになるのだから、店側にとっても、客にとってもお互いにとって有益。
もちろん、100円払えば普通の駐輪場になりますし、朝早く別の場所に出かけて、最後にそこで買い物して駐輪券もらえばいいのですから、なかなかいいシステムです。ちなみに、その駐輪場は百貨店の建物の内部にあります。駐輪場の土地がない!と言われますが、この様な形態にすれば万事解決です。ちなみに、この百貨店の場合、建物本体は市か第三セクターの物みたいです。
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●上手に放置自転車を取り締まるために |
今のところ、駐輪場が少ないのが放置自転車を増加させる要因。ただ取り締まればよい、というのは酷い話です。取り締まる側にとっても回収費用がかかるだけで、何の効果も生み出していないのは周知の通りです。
しかし、たとえ環境を整備しても、決まりに従わない奴らはどうしても出てくる。そんな輩には裁きの鉄槌を下し、決められた駐輪場を利用している人に不公平感を軽減して欲しい。そのためにはどうするか。
短間隔で、抜き打ちで自転車を回収する。
これに限ります。私なんかよく解らないですが、どこの地域も実は決められた曜日に自転車を回収しているみたいですね。だから、回収に引っかかるのは、放置になれていない、そんな習慣を知らない人ばかり。ゆえに、「何で今日に限って回収されるの?」と、不公平感が残るのです。
そんなことではいけません。放置自転車が減るまで、積極的に曜日をずらしながら、場合によっては1日に2回とか、帰宅時間前を狙って回収するとか、そう言うフェイントをどんどんかける必要があります。こうして、駐輪場整備と、放置自転車取り締まり、双方のアメとムチを上手く使い分けるのが、コツなのです。
それから、駐輪場整備と言いますけど、駅から遠く離れたところに駐輪場を造るのやめましょうや。土地が無いのは解りますけど、アレでは利用するする気、起こりませンって。