裏辺研究所所長のちょっとだけ暴言・暴論 > 第23段棒

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第24段  岐阜の路面電車は外資で再生するか?(10月4日’04)

●路面電車先進国からの便り

 2005年3月に、岐阜市の「英断(皮肉)」によって目出度く廃止が決まった岐阜の路面電車ですが、フランスの大手交通会社「コネックス」が引き受ける意向を示したとか。
 岐阜市としては、「自動車に優しく、交通弱者に厳しい街作り」を推進する立場で、折角現・運営社の「名古屋鉄道」に出て行けと引導を渡し、次に名乗りを上げた「岡山電気軌道」に”基本的に現状維持=車の邪魔をするな”という無理難題を条件にして、結局引き継ぎを断念さえたばかり。

 おそらく今頃「余計なことを!」と憤慨しているでしょうが、仮に路面電車存続が決まった場合、路面電車復権の本場がどのような交通のあり方を提示してくれるか楽しみです。もちろん、外資による鉄道運営は初(決まればですが)。

 外資というと抵抗のある向きも多いですが、これに関しては「優れたノウハウ」を持っているわけで、くだらないナショナリズムを高揚させるのではなく、まずは「お手並み拝見」に期待するべきではないかと思います。
 岐阜市もいい加減、排気ガスと共生する自動車中心の街作りを断念しなさい。
 まあ、どうもまだコネックス社側も「検討」段階みたいではあるようですが・・・。

 しかし、朝日新聞での記事を読む限り、オンブズマンや市民の間では「路面電車は邪魔」という雰囲気がかなり強いようで、こうなると岐阜市長のことをあまり馬鹿だのアホだの言えないなという気がしてきました。結局、今までの行政に路面電車を「追い出す」という意識しかなかったために、何もテコ入れをしないどころか、少しでも「廃止」に持って行くために路面電車に不利な政策を採り続けてきたんですね(市内ではホームが無く、道路の上から自動車のいない時を見計らって直接乗る、とか)。

 そうすると市民の間でも必然的に「路面電車=不便」という空気が定着してしまったんだなあと言うことのようですね、残念です。

 まあ、正直、岐阜の路面電車運営引き継ぎの可能性は、極めて低いとは思いますが、路面電車に反対する「オンブズマン」の連中が「すいませんでした」と言うような大変革を期待しています。・・・というか、オンブズマンも案外、「ヨーロッパやアメリカ・オーストラリアの中堅都市では路面電車での移動が当たり前(さらには郊外電車に直通)」という世界の常識を知らなかったりするんですね。それとも、「効率」で見るとなんでも金のかかる物はカットすべし、と言うことなのでしょうか。

 日本版「オンブズマン制度」の危険さも少しはらんでいるような気がします。
 ちなみに海外の路面電車については雑学万歳でお届けしていますので、ぜひ。ホント、こんなオシャレな乗り物が街中を走っているんだったら乗りたくなりますよ。


 なお、この日のニュースとしてはJR新宿駅と東武日光を結ぶ特急列車が2006年春から走るそうです。東武は「スぺーシア」を、JRは国鉄型特急を改造するそうで、こちらも非常に楽しみ。
 利便性が高まることは素晴らしいことです。ただ、ますます新宿駅の1〜4番線が複雑怪奇になるのが少し怖いですが・・・。

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