裏辺研究所所長のちょっとだけ暴言・暴論 > 第43段棒

ネット上で、世の中の事象や歴史などを様々なことを解りやすく、詳しく紹介する裏辺所長。
そんな裏辺所長自身は何を考えているのか。世俗的なものから、政治・経済・歴史問題まで。
ちょっとだけ、裏辺所長が世の中をバッサリ切ります(なんて言いながら、切らないこともあります)

でも、裏辺所長の言うことを信じてはいけません。大切なのは、あなたがどう思うかです。

第43段  歴史問題と単純に言うけれど(6月15日’05)

●何も知らない、と言うわけにはいかないが

 さて、周期的に、というか、どなたかが確信犯的に俗に言う「歴史問題」を掲示板で取り上げて(笑)、その度に色々と論争しておりますが、中国が韓国が何を言おうが言うまいが、そもそも歴史というのは研究が非常に難しいものです。

 例えば、最近は聖徳太子はいなかった、という説がかなり強力に主張されているようですが、大多数の人は「んな馬鹿な」と、思われるでしょう。しかしこれが、教科書による刷り込みともいえます。そう、聖徳太子は教科書にも載っていますし、たくさんの伝記も出ている。あんな有名人が、実はいなかったなんてことがあるはずがない・・・と思われるかもしれませんが、実際のところはよく解らないのです。あくまで、色々ある資料を見た感じでは、いたんじゃないのかな、ってところ。

 その色々ある資料だって、誰かが書いたものですから、執筆者の記憶違い、捏造、原本が模写されているうちに記述が変わってしまった、別の本とくっついてしまった、政治家にとって都合の悪い部分は削除したなどなど・・・。

 そして近現代になると、証言というのが出てきます。
 この証言というのも厄介で、当然のことながら、証言した人の個人的な問題が、さぞ一般的なことのように語られてしまったり、さらに証言全体で見れば・・・なのに、一部分だけ強調されて報道されたり、本に載っていたり・・・・。逆に、その証言のおかげで今まで謎にされていたことが解き明かされたり、資料という紙の上ではわからない、歴史の裏側を知ることが出来たりします。

 ・・・ということを前提に、議論を進めていかないと、特に日中韓問題は平行線をたどるだけ。時には、逆に相手側の研究者になったつもりで物事を考えてみるのも大いに結構。しかし現実には、譲歩すれば相手はつけ込んでくるし、同胞からたたかれる、というか中国にいたっては国が崩壊するので、都合のいい資料は拡大解釈し、時には捏造し、そして都合の悪い資料は隠す、もしくはとっくの昔に焼却処分されている・・・。一方で日本側も、戦争が終わるや否や、かなりの資料を証拠隠滅として捨てたといわれています。

 そんなわけで、日中韓の融和作業は今後とも民間レベルで、というか個人的に中国や韓国の人と仲良くなって色々と話をする、マスコミは中国・韓国向けに日本のニュースを配信するなど、草の根でやっていくしかないんだろうなあと思います。研究者同士の話し合いも、この前の日韓の共同研究の様子を見る限りでは難しそうですね。韓国側は政府の広報機関になっていますから。本来、両国の研究者の中でも、もっと色々と意見は分かれたっていいはずなのに、そうはならなかった。これではいけません。

 いやあ、何が正しくて何が違っているのか、捏造されているのか、出てきていない資料が何なのか、特に例の戦争のころの話は研究が難しい。
 しかも何か言うと、すぐに親日だ、親韓、親中だと言われてしまうので、高校生以来、個人的にはこの時代の勉強をあまりしていなかったりします。それもそれで、臭いものには蓋をするのか、といわれてしまいそうですが、私としては日中韓全ての「うるさい」方々に対して、「馬鹿やろう、黙って静かに研究させろ」と絶叫したくなることしばしばです。
 

棒

△このページの一番上へ
→暴言・暴論トップページへ
→裏辺研究所トップページへ