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●白熱した議論は楽しい |
先日、コテンパンに批判した税制調査会。
議事録が公開されているので、少しずつ読み始めていますが、まあ今日のニュースで問題になっていますね。こんな発言をした委員がいるんですよ。
「今、専業主婦であれば子供を産むとは限らなくて、逆に専業主婦で何もしないのが多いんです。子供も産まないで。つまり、人生に前向きかどうかというと、働く女の人は前向きで、子供を産みたいわけ。働かないで家でごろごろしている主婦が、子供を今産まないんです。
逆になっているので、先ほどの委員に時代とのずれを少しわかってもらったほうがいいので、つまり、パラサイト・シングルっているけれども、今、パラサイト・ワイフというのができてきた。つまり、変な生命力のない人たちがたくさん生じていて、お金を持ってぶらぶらしているんですよ。消費にはいいかもしれないけれども。」
そりゃ、そういう人もいるでしょうけどさ・・・。
あげくに別の委員も「働いている女性の方がちゃんとご飯を作るというデータもあるんです。専業主婦で時間がいっぱいある人こそ、コンビニで買ってきて発泡スチロールで食べさせちゃうというのが多いんです」と追随。
そりゃ、そういう人もいるでしょうけどさ・・・。
う〜ん、と考え込んでしまいました。たしかに少子化対策、そして家族のあり方、そして税金はどうあるべきか、非常に難しい問題です。ただ、この2人の委員の発言だと、まるで専業主婦全体がニートのような印象を与えかねず、素人ならともかく、偉い先生方が勝手な推測で議論するな、と思います。
そこで、別の委員の発言。
「私が言っているのはそうではなくて、家族というものを大事にして、その中で子供がたくさん生まれて、家族がいい教育をして、そして次代の日本を担うというようなことを考えてもいいではないかと、そういうことですよ。
だから、時代が古いとかそういうのではなくて、産まない人の家庭はどうでもいいのですけれども、3人も5人も産んだ人を、どういうように家族として平和が保たれるような税制というのがあり得るのか、ということを考えてもいいではないか。前向きのことを言っているので、別にだめな家族を支援する必要はないと思いますね。」
仰るとおりです。そういった意味では、配偶者控除は大幅に縮小か、廃止の上で、児童手当の拡充が望ましいのかもしれません。
ところがそうすると、議事録では
「1,000万ぐらいくれるといえば、産むかもしれないです。10万とか100万ぐらいじゃ全然だめです。」
・・・ふむふむ。
「いずれ消費税を上げる時に、子育て支援国家だとか、そのくらいの大胆な提案をしないと、今の控除を全部一つにしてそっちに振り向けるぐらいの、先ほどの委員が1,000万ぐらいくれるといいな、だったらやるだろうなと言ったけど、1人大体年間100万円でやれば、20年で2,000万円で子供は育つというから、その半分ぐらい出しますよと。それを税でやっちゃいますというぐらい、消費税がこれから上がる時に、そのくらい大きい話にしたほうがいいと思いますよ。」
・・・なるほど。
とまあ、議事録を読んでいるとなかなか楽しいです。先日、散々に馬鹿だのアホだのに近いことを書いたような気がしますが、まあ、多少変な方もいらっしゃる一方で、これは非常に参考になると思います。よろしければ、ぜひどうぞ。
http://www.mof.go.jp/singikai/zeicho/gijiroku/b37kiso.htm