第65段
参議院議員選挙の結果について(7月30日’07)
自民党惨敗が選挙期間中、盛んに報道されていましたが、さすがに報道も過熱しすぎると、かえってブレーキがかかるのでは?と思っていたら、まさかこのような結果になるとは、正直思ってもいませんでした。
選挙ステーションで田原総一郎氏が民主党の鳩山幹事長に突っ込みを入れまくっていましたが、民主党の公約には財政的な裏づけもなく、好き勝手に言っているだけのものではありましたが、それにもかかわらず、別に安倍首相自身にスキャンダルがあったわけでもないのに、自民党が歴史的な大敗を喫したのであります。
その敗因については、これから様々な分析がなされるとは思いますが、数多くの閣僚の失言やスキャンダルに対し、安倍首相が何らリーダーシップを取るわけでもなく、特に松岡前農林水産大臣の自殺は痛かった。
また、たしかに民主党の公約自体はバラマキ的ではありますが、一方で自民党は年金問題で防戦一方で、では農業や教育や少子化問題などをどうするかをPRできず、実際にこれまでの政策からも見えてこなかったのも、そっぽを向かれてしまったのでしょう。既存の支持基盤を失ってまでも、「こう改革をやっていくんだ!」と無党派層に訴えられれば、まだよかったのでしょうけど、それも無理だった。
安倍首相らも、本来であれば「小泉政治のツケ」として同情される部分もあっただけの選挙にもかかわらず、なぜか「私か小沢かと」参院選で政権選択を迫り、続いて「負けても辞任しない」など、小沢民主党の挑発に見事に乗り、閣僚に対する対応をめぐって危機管理能力のなさを露呈してしまったのは、あまりにも痛かった。さらに1ヶ月以上、参議院議員選挙の日程が先ならば、民主党にもブーメランが飛んできたところでしょうが、その時間もなかった。まあ、新潟県中越沖地震の被災地訪問を「珍道中」とブログに記した、民主党の赤松議員の例はありましたけど。
ともあれ、朝日新聞が安倍政権を叩きまくっている云々以前に、そもそも選挙の戦術でつまづいてしまったのは、安倍首相の責任であると思います。
大勝利を収めたとは言え、選挙疲れで小沢代表が既に休養が入るとまあ、仮にも首相を狙うような人物がこれでは先が思いやられる民主党ですが、さてさて果たして、今後の国会運営はどうなるのでしょうか。民主党の執行部は社民党や共産党と共闘しようとするあまり、今こそ「民主党も政権を担える」とPRする絶好のチャンスであるにもかかわらず、どうも道を誤りそうですが・・・。
そして、あれほど非現実的な議論ばかりしている社民党は、まだ議席を獲得しているわけですが、本当に申し訳ないけど、どうしてこれを支持する人がまだいるのか、個人的には疑問なのです。
「日本では水道料金が払えなくて死んでいる人がいる」
「何人死んでいるんだ?」
「そういう問題じゃない」
と、社民党の阿部知子衆議院議員と田原総一郎氏のやりとりですが、もうウンザリです。