第72段
一部「市民」のエゴを断じて許すな(3月27日’08)
これには呆れた。ごく一部の市民が、いかにも自分たちは税金の無駄遣いをチェックしているという、勝手な自己満足のエゴとしか思えず、自分の住んでいる地域に、こういうウルサイ人がいるのは勘弁して欲しいという事例。
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○和田中「夜スペ」中止求める=「目的外使用」と杉並区民−東京地裁
東京都杉並区立和田中学校が進学塾と連携して行っている有料授業「夜スペシャル」は、施設の目的外使用に当たり違法として、区民49人が24日、区や進学塾などを相手に、授業の仮差し止めを東京地裁に申し立てた。
夜スペシャルは、成績が良い生徒のうち希望者を対象に、同校の施設を使い塾講師が有料で授業を行う制度で、1月下旬に始まった。
申立書で区民側は、税金で建てられた公立学校施設を一部企業の営利目的のために使うことを認めるもので違法と主張している。 【時事通信】
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実際問題、法的にどうかということについては裁判所の判決によりますし、現時点で解釈もそれぞれあること自体は解りますが、人がせっかく、公立学校の教育の再生について、どうすれば良いのか知恵を絞っている中、随分と狭い了見の御意見・・・ならまだしも、訴訟にまで持っていくとは、甚だ不愉快な事案です。この連中は、教育改革よりも、企業が学校公共施設を一切使わないことのほうがとても重要らしい。きっと、塾に大金を払う余裕のある、幸せな人たちなんですね。
(私はこの表現は嫌いですが)格差社会と、騒がれる中で、お金のある家庭の子供しか塾にいけないで、成績が優秀でも、もう少し良い大学等にいけるはずなのに、さらに良い教育を受けられないような状況もあるにもかかわらず、そうした問題を解決する1つの方策について、営利企業を行政が儲けさせるな、とは・・・。
おそらく今回訴えた人たちは、学校の先生が夜間に授業をすべきだとか、昼間の授業だけで十分な学力を付けさせるべきだ、と考えているんじゃないかと推測しているんですが、もちろん学校の先生自体のレベルを上げることは必要としても、教え方というのは色々あるわけで、色々な人から、色々な教え方してもらうことで、より理解が深まることは多いわけです。そして、それは組織によってもノウハウは当然違うわけで、学校と塾、2つをうまく活用することはとても重要だと思います。
ところが、税金で造ったものを民間に使わせるな、ときましたか。
塾に行きたければ、塾に行けばいいじゃないか、学校を塾にするな、ということですか。
でもちょっと待って欲しい。学校施設を塾が使うことによって、誰が損をするのでしょうか。今回訴えた47人、塾が学校を使うことによって、何か回復できないような甚大な被害や苦痛を被っているのでしょうか。
なるほど、これでは公的部門の一部を民間やNPOなどと共同で進めて行く、というのも難しそうですね。まずは、市民の意識から変えないといけないのでしょうけど、こういう狭い見識の人たちって、どうしてもいなくならないでしょうね。
ただ、こういう政策を進めるにあたっては、どうしても理解してもらえない、一部の住民を考慮する必要は無いにせよ、説明すれば解ってくれる人に対しては、しっかりと広報・周知活動が必要で、また出来れば現場に巻き込んでいくことが必要でしょう。
しばしば見られるのが、良かれと思ったことでも行政が独断で先に勧めてしまい、孤立無援になってしまうこと。100%は無理でも、80〜90%の人たちに理解してもらえるような、そういう政策を行って欲しいですね。
それにしても、まったく呆れた住民どもです。
まあ、私がそう思うだけで、逆の意見をお持ちの人も多いかもしれませんけどね。