14.シャーロック・ホームズ&セント・パンクラス駅

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 続きまして地下鉄のベーカーストリート駅へ。駅の壁面はご覧の通り、ベーカー街221Bに住んでいたという設定の、名探偵シャーロック・ホームズの顔がこれでもか!というぐらい描かれています。ここのところ読んでいませんが、かつては私も随分とホームズは読んだので、ベーカー街を訪ねてみることに。

 駅を出て少しだけ歩くと、シャーロック・ホームズ博物館が。

 いや、さすが多くの人が並んでいます。我々も行きたいのは山々なのですが、今日はこの後の予定が詰まっているので、残念ながらこれを撮影するだけで撤収・・・。

 その代わり駅前に立つホームズの像を記念撮影。さすが、本場です!

 再び地下鉄に乗車します。複数の路線が乗り入れているベーカー・ストリート駅ですが、このうちサークル線、ハマースミス&シティー線のホームは世界初の地下鉄の開業当時の構造が良く残っており、鉄道ファンには必見。歴史好きとしてもたまらん。

 この重々しい感じ(?)が歴史を感じさせます。1863年1月10日にメトロポリタン鉄道によって造られたものです。

 そして・・・今まで見た駅の中でも特に凄いセント・パンラス駅に到着。宮殿のようなこの建築は、ミッドランド鉄道のターミナルとして1868年に建てられたものです。

 少し離れた場所からもう1枚。ビッグベンのように時計台まであります。

 上に行くと、駅とは思えない素晴らしい入口に、国際列車であるユーロスターが停車中。いやはや、本場のターミナル駅にはとにかく驚かされます。

 ガラス越しにユーロスターを撮影。今日はこれに乗ってパリに向かいますが、この駅からは乗車しません。

 セント・パンクラス駅と道路を挟んで反対側(東側)にあるのが、キングス・クロス駅。セント・パンクラス駅に比べると随分とシンプルな外観ですが、これも1852年の開業当時から残る歴史ある駅舎です。

 この後に乗る列車の時間が迫っているにもかかわらず、少々撮り鉄。

 いかにもイギリスの鉄道といった感じの無骨な機関車です。

 そして、目的の列車の出発時刻が迫る中、セント・パンクラスの中でも奥にある、このガラス張りの現代的な駅舎へ。出発ぎりぎりの時刻に列車に乗り込むという、極めて危険な状況でした。

 上写真のSTROOD KENT駅まで乗車したのが、サウスイースタン鉄道のクラス395。日本の車両メーカー(日立製作所)が初めて製作した欧州の高速鉄道車両です。第三軌条方式にも対応しており、ごらんの通りこの駅の場合は架線がありません。

 車内は欧州仕様となっており、座席は集団見合い式。

 イギリスに来たらぜひ見ておきたかった車両なので、撮影できて満足。セント・パンクラス駅で撮影できなかったのは誤算でしたが・・・。

 さて、この駅では後続の普通列車に乗り換えます。

 長らくロンドンばかり見ていましたが、我々は現在、イギリス南部に進軍中。

 そしてメイドストーン駅に到着。

 こちらが駅舎。無人駅で、至ってシンプル。主要駅以外については日本の方が駅舎の質、サービス共に格段に上だと思います。

 駅前の様子。ここからタクシーに乗って、とある場所へ向かいます。
 お腹が空いたので、タクシー会社に配車を電話した上で、空き時間で上写真のスーパーで昼飯を調達しようとしたところ、予想外の速さでタクシーが到着し、何も買えずに撤収。お、お腹が空いた・・・。