17.パリ東駅で撮り鉄

(前回はここをクリック)
 朝7時のパリ東駅。まだ薄っすらと暗いですね。

 パリ北駅では初めて見る、ドイツから乗り入れてくるICE3に大興奮!国際列車というのは日本では考えられないので、面白いですね。ドイツも行きたいなあ。

 カラフルに塗られたB82500型。ボンバルディア製の中距離列車用車両で、ディーゼルエンジンによる発電とパンタグラフ集電による交流、直流の3電源に対応するデュアルモード車です。最高速度は160km/h、ディーゼルでも140km/hだというのですから、凄いものです。

 日本の普通電車でもやろうと思えば出来るのでしょうが、在来線の線形が悪かったり、駅間距離が短かったりで、160km/h走行は現実的ではないんでしょうね。

 低いホームに対応し、機器は屋上にある模様。日本とは大きく異なりますね。

 同じくB82500型。

 フランスでよくお世話になったZ20500型電車。トイレがついていて、お腹の弱い所長さんには素晴らしい存在のはずですが、この旅行中に乗ったどの車両も、トイレのドアが開きませんでした。また、この車両は綺麗ですが、基本的に見事なまでに落書きの対象で、目の敵にされているようでした(笑)。

 中間車の様子。

 パリ東駅はTGVも次々と発着します。こちらはTGV-POSと呼ばれるタイプ。

 とにかく編成が長い!しかもTGV Reseauを連結しておりまして・・・。


 け、結局何両あったのでしょう。フランス恐るべし。

 パリ東駅から先を見ます。正面の橋はパリ北駅へ続くもので、前ページのパリ東駅はこの橋から撮影したものです。

 放置中だった怪しげな客車。とりあえず撮影だけしておきます。

 Transillien(トランジリアン)塗装のZ20500型電車。フランス国鉄は旅客輸送部門が複数に分割されており、トランジリアンはパリ近郊のイル=ド=フランス地域圏で地域輸送を行っています。一方、昨日エッフェル塔に行くときに乗ったRER(エル・ウー・エル)はパリ近郊を走る列車で、パリ中心部へ地下線で直通運転を実施。

 また、地域圏ごとにTER(テー・ウー・エル) というのがあって、こちらはイル=ド=フランス地域圏以外のローカル輸送を担当しています。しかし、パリ北駅でもTERの列車を見かけたのですが、他地域からの直通でしょうか。トランジリアンとの棲み分けが、よく解りません。


 CC72100ディーゼル機関車

 またB82500型デュアルモード車。こんどは2編成連結ですね。この車両のデザインはフランス国鉄の中でも特に気に入りまいた。日本では最近、分割併合を考慮するあまり、なかなか流線型の普通列車が登場しませんね。

 シャンパン・アルデンヌ地方の特別塗装車となっているB82500型デュアルモード車。

 こちらのTGVは・・・。

 スイス国鉄の所有でした。同一形式の車両を複数の国家の鉄道が所有するというのは、日本では見られない・・・と書こうとしたところで、700系新幹線の場合は日本と台湾が所有していましたね(形状は少し異なりますが)。

 パリ東駅は終着駅なので、車止めも存在。シンプルなデザインですね。

 駅舎コンコース。

 駅舎玄関部。このドーム型の形状は、ヨーロッパの駅ならではです。

 駅前の様子。おお、パリの街並みだ!(今更かい)

 それほど大きいわけではないですが、風格漂う駅舎の様子。

 引いてもう1枚。さあ、いい加減にパリ北駅へ向かいます。

 パリ東駅のホームの数は凄いものです。もちろん、日本だって東京駅や新宿駅のホームの数は凄いですが、同一平面でこれだけ整然と並んでいるのは見ごたえがあります。