27.ヴェルサイユ宮殿その2

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 さて、ヴェルサイユ宮殿には様々な絵画が飾られていますが、ここで有名な2枚の絵画に出会いました。まずは、ジャック=ルイ・ダヴィッドによる「鷲の軍旗の授与」。ナポレオンが黄金の杖を片手にフランス軍兵士を指差して、鷲の軍旗を授与するシーンが描かれています。

 それから戴冠の間にて、やはりジャック=ルイ・ダヴィッドによる「ナポレオン一世の戴冠式」。まさにタイトルの通りの絵画で、ローマ教皇を背後に、皇后となる妻ジョセフィーヌにナポレオンが冠を授ける姿を描いています。ルーブル美術館にも同じ絵があるそうですが、コピーではなく、こちらも紛れも無くジャック=ルイ・ダヴィッドが描いたもの。

 戴冠の間は、当然のように大人気でした。

 そのほかにも絵画が満載。フランス人で、フランスの歴史に詳しい人だったら、この人物像の1つ1つがわかるのでしょうね。


 こちらは戦史の廻廊。元々は王子たちが住んでいた南の翼棟2階をルイ・フィリップの時代に改造したもので、フランス軍事史上重大な事件を絵画で飾っています。

 これはナポレオンを描いたものですね。

 1515年9月のマリニャーノの戦い。フランス・ヴェネチア連合軍がスイス傭兵隊を破ったもので、フランス国王のフランソワ1世が描かれています。

 これはジャンヌ・ダルクですね。

 まだまだ他にも見るべき部屋があったようですが、時間も限られていますので宮殿の裏側に出てみます。


 裏側から見ても豪華。

 延々と続くこの先まで、全て宮殿の敷地というのですから驚き。そして、そこまで行ってしまおうという、所長たち。
 敷地面積は1700kuもあるとか・・・。

 庭園はル・ノートルによる設計で、鏡の間の裏側にあるルイ14世の間から真っ直ぐ伸びる軸を中心に左右対称、幾何学模様の植栽を配置。さらに十字型の大運河も造り、ルイ14世の守護聖人である聖ルイの祝日である8月25日には、日没に太陽が大運河の縦軸の真上の位置になって、ルイ14世の間を一直線に照らしながら沈んでいくという、物凄く緻密な計算で造られています。

 当然のことながら、これにはルイ14世も拍手喝采。庭園の話をするためだけに、ル・ノートルを戦場に連れて行ったほど、感動したそうです。しかも、自らこの庭園の「庭園鑑賞法」という本を執筆したとか。

 さて、離れた場所からヴェルサイユ宮殿します。これでもかなり歩きました。

 アポロンの噴水。太陽神アポロンが、4頭立ての馬車に乗って海底から現れ、天に向かう姿を表していますが、凍っています。これでは脱出不可能!

 白鳥も噴水の上で一休み。

 そして、木立の間を進んでいきまして、トリアノンと呼ばれる離宮エリアに進みます。