(25)ミケランジェロ広場からフィレンツェを一望

 続いてピッティ宮の東側の高台に広がる、ミケランジェロ広場に向かいます。ここからフィレンツェを一望することが出来るのですが、次第に日が暮れてきましたので急ぎます。途中、何やら城塞の門らしき場所をくぐります。1320年に建てられた、サン・ミニアート門だそうです。

 ここを登って、ミケランジェロ広場へ向かいます。連日の疲労もあるので、足が・・・。

 もう少しでミケランジェロ広場!という場所で、万里の長城・・・じゃなくて、ベルヴェデーレ要塞とその城壁が現れました。

 ピッティ宮殿の裏手の高台に広がるもので、フィレンツェを外敵から守る役割のほか、非常時にはメディチ家がピッティ宮殿から避難する場所としての役割も持っていました。なるほど、先ほどのサン・ミニアート門はこの一部でしたか。また、所々に搭がありますね。

 そしてミケランジェロ広場からの眺めがこちら、ドン!

 いやはや、ただただ非常に美しい。アルノ川の両側に広がる、フィレンツェの街の雰囲気が良く解ります。

 写真中央は国立図書館、そして裏手にはサンタ・クローチェ教会があります。

 大聖堂に視点を戻すと、その巨大さが良く解ります。荘重な雰囲気の建物が多いフィレンツェの町の中で、群を抜いて巨大で、美しい建物であることが良く解ります。

 ヴェッキオ橋をズームで撮影。橋の上の回廊が、特徴的な雰囲気ですね。

 こちらはヴェッキオ宮。搭が天に突き出しているような雰囲気。

 この場所は市民、観光客双方の憩いの場、という感じ。多くの人で賑わっていましたが、何ともゆったりとした空気が漂っていました。ギターを弾きながら歌っている人もいますね。写真右手にはリア充もいますが、男5人組もいますし、カップル連れがイチャイチャするだけの観光スポットじゃなくて良かった。

 また、広場にはミケランジェロの「ダヴィデ像」のコピーがあります。ちなみに、本物はフィレンツェのアカデミア博物館にあるのですが、見事に見忘れました。・・・この原稿を書いているうちに、フィレンツェにもう一度行きたくなってきた。

 ミケランジェロ広場から南側にも、いくつか教会があります。直ぐ近くにあるのが、サン・サルヴァトーレ・アル・モンテ教会。ミケランジェロが「美しい田舎娘」と称えたそうで、シンプルなデザインですの小さな教会です。

 さらに南側にあるのが、サン・ミニアート・アル・モンテ教会。

 13世紀の建物で、色大理石のファザードが非常に美しい。

 内部は非常に荘重な雰囲気で、3層に分かれているのが特徴。

 こちらは天井の様子。

 華やかな絵画などに彩られているわけではなく、しかしずっしりとした雰囲気。非常に古い建築であることが良く解ります。

 教会の一室には、こんな壁画もありました。

 小さな窓から光が差し込み、幻想的な雰囲気です。

 ちなみに、この教会の前からもフィレンツェの町並みが一望できます。

 麓に降りる途中、バラ庭園の一角に日本庭園を発見。1998年に造成され、2012年に拡張されたもので、北山安夫氏の作庭で、京都市と高台寺が寄贈したものだとか。ちなみに、京都市とフィレンツェ市は姉妹都市です。

 街中を歩いていると、こんな標識が!

 城壁を見ながら、先へ進みます。


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