Mr.Sのリトアニア紀行’16 史跡編(1)ヴィリニュスの街並み


○解説

 さて、先にリトアニアの鉄道風景からご紹介していきましたが、ここからが本編。まずは首都ヴィリニュスの街並みをご紹介していきます。
 最初にリトアニアのデータを簡単に紹介しておきますと、
 @首都:ヴィリニュス(人口約55万人)
 A面積:約65,200kkm2
 B人口:約325万人
 C人口密度:55人/km2
 といったところです(人口と人口密度は2010年のデータ)。ちなみに、北海道が面積:約83,400km2、人口:約540万人、人口密度:65人/km2ですので、北海道と比較すると、面積が約78%、人口は約60%です。

 さて、丘に囲まれ、2つの川の合流地点に広がるヴィリニュスの旧市街(上写真)は世界遺産に指定されています。街を囲んでいた城壁の大半は失われているが、教会をはじめとするの多くの歴史的建造物が残る。

○ヴィリニュスの場所



○風景



〇旧市街


ゲディミナス大公像。右下は狼の像。ゲディミナス大公は、野営中に狼の夢を見たヴィリニュスの地を首都に選んだという故事に基づきます。





大統領官邸

空中レストラン
これぞまさに文字通りの空中レストラン。期間限定でオープンしたものです。



空中レストラン


旧市街遠望
中央のクレーンは空中レストラン。




○ゲディミナスの塔


かつてはこの丘を中心にリトアニア大公の居城ゲディミナス城がありました。現在、城塞としては丘の上の塔だけが残り、ヴィリニュスのシンボルとなっています。






市街から10q離れたテレビ塔は、1991年の独立の過程で、ソ連軍により市民が殺害された「血の日曜日事件」の舞台となりました。

○夜明けの門



現存する唯一の城壁の門。旧市街の南の入口。門の上には礼拝所があり、聖母マリアのイコンが納められています。ゲディミナスの塔とともに、ヴィリニュスのもう一つのシンボル。

〇円形城塞


旧市街南東部の城壁から付きだした半円状の砦。壁の穴は大砲の発射口。日本で言えば、真田丸のような出丸。







○大聖堂


ゲディミナスの丘の麓、大公宮殿の隣にあります。14世紀の創設以来、何度も増改築され、現在の建築は18世紀のもの。地下ツアーが開催されており、リトアニア大公の墓室も見学できます。








大聖堂内部


聖カジミエル礼拝所


大聖堂地下の一部

〇大聖堂鐘楼


大聖堂の隣に建つ鐘楼


最上階からはゲディミナスの丘や大聖堂の屋根が見えます。




古い時計盤

〇旧市街その他の名建築など



聖ペトロ&パウロ教会(ペトロ イル ポヴィロ教会)
17世紀の建築。内部は2,000以上の漆喰彫刻で覆われています。



聖アンナ教会(手前)とベルナルディン教会(奥)

聖ガジミエル教会
ロシア占領期にロシア正教風に改修されました。


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