Mr.Sのスロヴェニア紀行’17:シュコツィアン鍾乳洞


○解説

 スロヴェニア南部のクラス地方には多数の鍾乳洞があり、シュコツィアン鍾乳洞もその一つで、世界遺産に指定されています。浸食された石灰岩質の土地をカルスト地形と呼びますが、カルストはクラス(スロヴェニア語)のドイツ語読み。

 こうした地形の代表として、早くから地質の研究が進められ、同種の地形を表す呼び名として定着しました。

 さて、ここでは長大な鍾乳洞の一部を見学できます。上の地図は鍾乳洞(茶)とレカ川(青)、観光コース(オレンジ)を示していて、見学者は★で鍾乳洞内に入り、途中で洞内を流れるレカ川に合流した後、川沿いに進むと☆で外界に出ます。そのまま川沿いに深い渓谷と洞窟を抜けて終点のB地点に至ります。

○場所



○風景


残念ながら、鍾乳洞内の★〜☆間は一切の写真撮影不可。写真は、鍾乳洞出口の☆地点。人影との比較で開口部の巨大さがわかります。


☆〜B間は、鍾乳洞から流れ出た川沿いの道。川は深い渓谷を経て、巨大な洞窟の中へと続きます。なお、渓谷では岩場を削って造られた遊歩道を歩くことに。上の写真には入りきりませんでしたが、数十m下に川が流れています。


B地点の手前。巨大な洞窟内を流れる川。


洞窟の出口B地点。外気が入り湿度が低いせいか、鍾乳石がなく鍾乳洞ではありません。この後は林道を通ってビジターセンターに向かいます。全部で5〜6qは歩くことに。



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