7.聖アントニオ教会とプロテスタント墓地

 マカオの世界遺産を堪能する旅は、まだまだスタートしたばかり。今度は聖ポール天主堂から少し西へ向かい、聖アントニオ教会とその向かい側にあるカモンエス広場、さらにプロテスタント墓地の3つを見ます。本当はさらにその近くに、カーサ庭園というのもあるのですが、写真を撮り忘れました。

 さて、上写真の聖アントニオ教会は1565年に3人のイエズス会修道士がここを本拠に定めた、キリスト教布教の発祥の地。現在の建物は1930年に建てられたもので、ネオ・クラシック様式の石造り。


聖アントニオ教会
カモンエス広場
 世界遺産のカモンエス広場、さらに奥のカモンエス広場は、マカオで最も古いと言われている公園で、マヌエル・ペレイラの邸宅跡。名称は16世紀のポルトガルの国民的詩人ルイス・デ・カモンエスを讚えたもの。

カモンエス公園にて
ルイス・デ・カモンエスの胸像が設置されています。
プロテスタント墓地「モリソン礼拝堂」
 イエズス会に代表されるように、カトリックが主流のマカオでしたが、ここは1821年に英国東インド会社が、マカオ初のプロテスタント墓地として造ったもの。上写真は入口にある教会はモリソン礼拝堂。モリソンとは、英中辞典を編纂、聖書の中国語訳を行ったイギリスのプロテスタント伝道師、ロバート・モリソンに由来する名前です。

プロテスタント墓地「モリソン礼拝堂」

プロテスタント墓地
ロバート・モリソンのほか、イギリス首相ウィンストン・チャーチルの祖先J.S.チャーチル卿も眠っているそうです。

マカオ散策
続いて世界遺産のセナド広場に向かいますが、ちょっと余計に南下し、遠回りしながら適当に歩きます。
け、決して道を間違えたわけじゃないんだからね!

マカオ散策
このあたりも、再開発で消えてしまうのでしょうか。

マカオ散策
カジノには行きませんでしたが、ちょいと最近のマカオを象徴する豪華な建築を見たかったもので・・・。
リゾート地として繁栄を極めるマカオ。その一方で消えていく古い町並み。複雑な気分ですね。
感傷は横においておきますと、いやあ豪華で格好いいですね!