2.パルミラ遺跡(2) 遺跡建造物紹介


パルミラ遺跡風景

列柱付き大通り
通りの幅は11m、長さ1.3km。左右各375本の柱が当時は並んでいたと考えられ、今はそのうち約150本が残っています。ここで、柱の中央に注目。台が出っ張っていますね。ここに、有力者の彫像が飾られていたそうです。考えるなあ〜。

おなじく列柱付き大通り
ちなみに、ラクダが歩きやすいように未舗装だったとか。

記念門(夜景)
列柱付き大通りの終点(始点?)にある門です。さぞかし当時は壮観だったことでしょう。ローマ帝国皇帝ハドリヤヌスを称えて建造されたと言われています。ちなみにご覧になるとお解りになると思いますが、大通りは門から30度曲がって続いています。

ローマ劇場跡
2世紀前半に建築。町の中心部に位置します。
写真の手前側に舞台が広がり、舞台の幅は48m。

オアシス
一見荒涼としていますが、まだこういう風景も残っています。当時の行商人も、こうした木陰の下で休んだことでしょう。

ベル神殿跡
記念門から約250m先にある神殿。古代シリアで土地に肥沃をもたらす最高神である「ベル(主)」を祀っていました。→

ベル神殿跡
当時は建物の周りを、今も少し残っていますがコリント式の高い柱で囲まれていました。あまりに美しく、ローマ軍が破壊するのをやめたため、今も本殿がほぼ原形をとどめています。

アラブの城塞
12世紀、十字軍に備えてアイユーブ朝が建造。そこをさらにオスマン帝国が17世紀に城塞として使いました。当時の人達は、パルミラ遺跡をどう見ていたのでしょうね。

墓地の谷
町はずれにあり、様々な形の墓が並びます。写真左から2番目の高い墓は、103年に建造された貴族エラベール家の墓。300人の遺体が収容できるとか。

地下墓入り口
地下に存在する墓への入り口です、ってそのまんまか。

地下墓入り口
入り口も結構装飾されていますね。

地下墓内部
流石と言った感じの彫刻です。これが2000年近く前のものとは思えないほど、素晴らしい〜!

地下墓内部
同じく。いやはや、本当に圧巻です。壁にまた列柱の彫刻が・・・。

現在のパルミラ
人の来るとこにゃ街は出来る、というわけで、現在パルミラにある都市はこんな感じになっています。



















棒
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