2.花蓮〜長春寺〜

 それでは花蓮から。
 ここは台湾東海岸の中ほどに位置する、大理石の採掘で有名な町。実際移動の車窓からは数多くのセメント工場を見受けました。台湾東海岸は石灰石が非常に豊富でその上に人が住むといっても過言ではないぐらいのようです。

 この石灰岩を使った主な産物は、壁財や床材用の大理石の採掘や加工、翡翠・猫目石・珊瑚など宝石類の採掘加工などが有名と聞きました。

 また花蓮には、先住民である阿美族の文化を紹介する施設もあり、そこでは伝統舞踊などを催してます。台湾先住民は日本では高砂族と総称してますが実際はこの阿美族をはじめとする12ほどに分かれるようですね。

 ちなみに台湾は先住民、清王朝時代までに福建などから移住してきた本省人(鄭成功らに率いられ反清複明運動に従事した人々もこの中)、国共内戦の敗北後に蒋介石らに率いられてやってきた人々の外省人と別れるそうです。

 さて、上写真は花蓮近郊の太魯閣(タロコ)渓谷の長春寺。
 この渓谷に沿って続く道路は台湾の中央山脈を横断する三つの道路のひとつで開削したのは国民党軍兵士だそうです、この寺院はそのときに犠牲となった兵士の霊を弔うための施設だそうです。

 建物は一棟しか写ってませんが建物の右手前方の峰の山頂にもうひとつと後方のさらに上の山頂のと三棟があります。

 この渓谷は川が長い年月をかけて石灰岩を削ってできたもので、両岸非常に切り立った断崖絶壁です、一幅の山水画と呼ぶにはあまりにスケールが大きく一見の価値があります、中には全幅1.2キロもの一枚岩の石灰岩もありますが上空からヘリでも魚眼レンズでも撮影不能(狭いので)で目に焼き付けるのにとどめました。