アルバニアの鉄道車両と風景



〇解説

 アルバニアの鉄道は、国営のアルバニア鉄道が運営しており(2000年からは政府保有の株式会社)、アルバニア第2の都市で、ドゥラス州の州都ドゥラスのドゥラス駅を中心に路線が各方面に延びています。
 首都であるティラナへはドゥラス駅から支線が出ていますが、現在は途中でストップした状態。また、全体的に旅客輸送は運転本数が非常に少ない上、各種設備やヨーロッパ各国から集めた中古車両の老朽化が進んでいる状態です。(2018年8月時点)
(解説&撮影:Mr.S)

〇地図



〇風景



ドゥラス駅
横に広い建物で、外から見て左端がカフェ、中央が駅待合室、右端がフェリー乗り場。 どうも鉄道の到着・出発が無い時間帯は駅待合室を閉鎖してしまうらしく、10時過ぎに訪れた際には施錠されていました。

ドゥラス駅時刻表
見ての通り、国内最大の駅で1日8往復(16本)しかない。しかも、下手をするとこれが国内全ての旅客路線かもしれない。おまけに、訪問した日には少なくとも2本が運休していた。


ドゥラス駅構内
1階はほとんどの空間が駅待合室。階段よりも奥の壁に切符売り場の窓口が設けられています。2階は何があるのか不明。事務室?

ドゥラス駅(ホーム側から)
構内を通り抜けて、ホーム側からの駅舎。 ちなみに訪問日は10時過ぎと14時過ぎの2回訪問。14時のときは構内に入れましたが、10時の時は入れませんでした。

ホーム
ホームは1本だけ。列車に対してかなり長い。



エルバサン行き(14時45分発)
訪問時に停車していた列車。機関車と客車2両。最後尾に扉がない…。

T-669形1000番台ディーゼル機関車
1978年にチェコスロバキアで製造されたディーゼル機関車で、1001号機から1061号機まで61両が登場。最高速度は90q/h。


客車
今回撮影した客車はドイツ国営鉄道 (東ドイツ)から導入したもの。落書きだらけのとんでもない外観に比べれば、まともな車内。それでもボロボロですが。

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