第28回 K−1って何だ?

担当:
裏辺金好
よく、テレビでK-1王者決定戦だとか何とか放送されているけど、具体的にK-1って何だ?と思った人は結構いるのではないでしょうか。裏辺もその一人。格闘技の一種であることは解るけど、その具体的なルールとは?(もっとも、裏辺はボクシングのルールもよく解らない)。 そんな素朴な疑問から今回のテーマは生まれたわけです。
K-1のオフィシャルサイトにアクセスして、調べて参りました。必要な部分だけ、解りやすくご説明するとしましょう。
Kとは、空手、キックボクシング、カンフー、拳法などの各種 格闘技、あるいは、格闘技そのものの頭文字を意味。また、「1」は、無差別級を示し、さらに「ナンバーワン」という意味とのこと。つまり、あらゆる格闘技のトップという意味合いらしい。
そして、こういった格闘技系すべてを融合させて誕生したということのようです。よく解らないけど。
しかし、そういったわけで、毎年、「K−1グランプリ」という国際競技会が開催されるですが、ここで優勝することは、打撃系格闘技の世界王者「ナンバー1」を意味すると言うことだそうです。つまり、他の個別の各闘技で勝ってもしゃー無いとされてしまうのか?う〜む。
歴史から解説するべきか迷ったけど、取り敢えずルールを見ていきましょう。
1993年にKー1が始まり、現在は98年10月にルールが改正されてそのまま定着しているみたいですな。色々あるみたいだけど、全部を解説していたらきりがないし、だったら、ここにK-1オフィシャルサイトへのリンクを貼っとけばすむこと。
まず、試合に使われるリングは7.2メートル四方、4本ロープのリング。
そして、選手は手に、主催者が用意した規定のグローブをつけ、ファールカップ、マウスピースを着用します。ちなみにグローブは各階級毎ごとに定められています。また、コンタクトレンズはつけちゃ駄目だそうだ。
そして、試合は原則として、
(a) ワンマッチの場合、3分5ラウンド、あるいは3分3ラウンド
(b) トーナメントの場合は、3分3ラウンド とする。
で、どういった攻撃が有効になるかというと、パンチ、キックが基本。具体的には
・パンチ : ストレート、フック、アッパー、バックスピンブロー
・キック : 前蹴り、ローキック、ミドルキック、ハイキック、サイドキック、バックキック、内股への蹴り、飛び蹴り、ヒザ蹴り
で、で、まあ後はボクシングと同じように、
10秒のノックアウトを取ってしまえばいいわけだ。ノックアウトが取れなかったら、審判の得点によって勝敗が決まります。その
採点基準は、優先度から
(1) ダウン数
(2) 相手に与えたダメージの有無
(3) クリーンヒットの数
(4) アグレッシブ度(攻勢点)
の順にこれを採点し、優勢の方の選手を常に10点として、劣勢の選手から減点していく採点方法を取る。 つまり、常にどちらかは常に10点という訳ね。
また、
反則技も存在。ここも抜粋しておきますと・・・
(a) 試合においては以下の技を反則とし、反則には注意、警告、または減点が与えられる。最初の注意のみ注意2回で警告1となるが、以後は即警告1が与えられる。警告2で減点1とし、1ラウンド中に減点が3になると失格となる。但し、反則に関して、審判員が不可抗力であると判断した場合はこの限りではない。
(1) 頭突きによる攻撃。
(2) ヒジによる攻撃。
(3) 金的への攻撃(ヒザ蹴り及びパンチに関しては、トランクスのベルト部分よりも下への攻撃はローブローとして反則を取る)
(4) レスリングや柔道などの投げ技、関節技を使うこと。
(5) サミング、喉へのチョーク攻撃、及び相手に噛み付くこと。
(6) 倒れた相手、起き上がろうとしている相手に攻撃すること。
(7) 主審のブレイクが、かかったにもかかわらず相手を攻撃すること。
(8) 攻撃であれ、防御であれ、ロープを掴むこと。
(9) 相手、または主審に対する、屈辱的、あるいは攻撃的発言。
(10) パンチによる後頭部への攻撃。(後頭部とは、頭の真後ろの部分をいい、側面、耳の周りは後頭部とはみなさない)
(11) 故意に相手選手をリング外に落とそうとしたとき。
(12) 自分からリング外に出たとき。
などなど他にも多少あり・・・と。
歴史的に見れば非常に新しいのが、このK−1。
1993年4月30日、フジテレビの『LIVE UFO』というイベントの中で「K-1GRANDPRIX」を初開催(代々木第一体育館)します。「空手、キックボクシング、カンフー、挙法など、打撃系格闘技にはいろいろあるが、いったい誰が一番強いのか、一夜のトーナメントで決めよう」というのが、その企画。ある意味で無茶な気もしますが(笑)。
ただ凄いのは、当時世界で実力トップと評価されていた8人のファイターが集結したこと。これで多くの人の注目をかっさらいます。
特に、
モーリス・スミスや
ピーター・アーツ、日本からは
佐竹雅昭(トーワ杯で2連覇し、国内無敵との評)といった最強クラスの有名人が出場。
ところが・・・。
トーナメントを制したのは、日本では無名の
ブランコ・シカティック。しかも、その内容が凄まじい。彼は
全試合KOというド胆を抜く強さで優勝し、賞金10万ドルを獲得!!優勝候補の完敗、無名選手の活躍、KO率80%というヘビー級のド迫力、破格な賞金。また、チケット12,000枚はわずか1時間で完売しており、中継視聴率は深夜2時30分からの放送にも関わらず3.1%の高視聴率を獲得し、ここにK-1は一夜にして世界中に注目されるイベントとなります。いやはや・・・。(公式HPより編集)。
その後、トーナメントに出場できるのは16人に改められています。その後、Kー1は大ブームとなり、日本が世界に届ける一大格闘技となったのです。そんなに凄いとは、調べてみるまで知らなかった裏辺所長でした。イベントの成功方法という観点から見ても、これは特筆できることではないでしょうか。