効率よく勉強をするためには?
担当:
裏辺金好
さてさて、良くも悪くもこの世に存在する大学入試。さらには、大学でも、会社でも昇進試験なる名目で、試験とはなかなか離れることは出来ません。ここでは、そんな勉強の負担を、少しでも軽くするためにどうしたらよいか研究したものです。なお、「要は、やらなきゃ仕方がない」「東大・京大・一橋大の勉強法は、俺には解らない」という主義で書かれております。ゆえに、その他の大学やテストでは、基本的に通用します。・・・真面目にやればね。
学校の先生はよく言います。「みなさん
サブノートをつくって授業やその他自主勉強したものをまとめましょう」と。これがレベル1。まあ言うのは勝手です。
が、レベル2。それを
提出させる奴等。こういった連中には裁きの鉄槌をくだしたい。
結論を言いますと、基本的にサブノート作りは時間の無駄。なぜならば、色ペンなどを多用して美しく作ってしまう傾向があり「うっとりみとれて1日をすごしてしまう」危険性などをはらんでいるからです。女の子なんか、絵を描いて遊んでいる例も多々見られます。これでは時間の無駄。
また、努力の割に意外と先に進んでいないことがしばしば。例えば、1ページまとめているだけで1時間以上経過なんてことだね。ゆえに必要ないということです。
受験戦争においては解ろうがわからなかろうが
数をこなすことが優先。美しく線を引いたり、色ペンで強調したり、枠で囲ったりするのは愚の骨頂。今すぐやめなさい。いらない紙に書きなぐりで字を書いて勉強するべきです。また、市販のサブノートを買って「うらけん流」に赤ペンでカッコ内を穴埋めし、赤色の特殊シートをかぶせて、何度も使用するのも手です。
ただし・・・。次の場合は積極的にサブノートを作ってください。それは
定期テストや模試、問題集でミスしたところをまとめる時です。この時ばかりはサブノートをまじめに作りましょう。あまり書きなぐりで作るのはよろしくなく、最低限自分の字が読めるように書いて、見直しする気分が起こるようにするのがベストです。そんなの当然じゃんと思われる方がいるかもしれませんが、案外やってませんよ。模試のまとめなんかは。
出来れば、パソコンで作成しますと、色々追加したり、覚えた部分を削除したり出来ます。
何はともあれ、目的のないサブノートを作っても無駄です。さっさと問題集を解きましょう。
さて、受験生なら模試というやつを受けて、本番の雰囲気をつかんだり、自分の志望校にどのくらい合格する可能性があるかを研究する必要があります。どの模試もたいていA・B・C・Dの評価をくれると思いますが、この結果、いつ頃から本当に心配するべきでしょうか。
で、答えは高校2年の10月頃から。この頃になると、7月頃に部活を引退した人が急速に力を伸ばしてきます。ゆえにここでD判定なんて頂くと痛い。この頃にBランクがついていれば、夏休みにしっかり勉強した証です。今後の一層の努力をしましょう。C判定の人は、あきらめずにやれば何とかなるかも。12月の模試でB判定までに上げましょう。
なお、それまでは判定を気にしすぎる必要はありません。
4.他の人はいつから受験勉強している?
5.勉強のあるべき姿 |
受験勉強を始めたのはいつ頃ですか。よく模試会社の本に載っているクエスチョンです。そして答えの大半は4月・5月から、です。
ただし意外と多くの人は
夏休みまで「自分は受験生だ」という気にならず勉強を多くはしていません。そりゃあ2年生の時よりやっていますが、まさに朝から晩まで勉強とはほど遠い人が大半です(東大・京大受ける人は別だよ)。ですから夏休みから真面目にやれば問題ありませんし、本気で取り組むのは10月からでもいいわけです。
問題は、その勉強法とそれまでに培われてきた
基礎学力というやつです。これが話にならないと、危険なことになります。英語に関して言えば2000語ぐらいは夏休み中に覚えていなければいけません。また、10月からも相変わらずサブノートづくりに励むようでは論外。言っておきますが、勉強の極意とは時間より質です。今日何時間勉強した、ああ自分はよくやったなんて馬鹿です。
今日何ページ問題集を解き、そして今までの復習をした、これが正しい姿です。そんな君には
休憩のご褒美をあげるのは当然の権利。そう、1日の規定量をはじめに決め、それをクリアしたらその日の勉強を終わりにする。こうすれば結構勉強はかどります。
そして学校での勉強ですが、得意教科でもない限り、
自分の受験科目と違う教科の時間に内職するような人間はだめです。定期テスト時に痛い思いをするくらいなら、その時間中にその勉強を終わらせましょう。
ちなみに、文系の人で、学校では日本史と世界史と両方やらされている人が、かなりいると思います。最終的にセンター試験などでどちらを選択するにせよ、大学入ったら両方使う場合があるのでしっかりやりましょう。痛い思いする人が結構いるのです。中には教授から「君は常識がない」などと言われる人もいますので、屈辱を味わいたくなければ目先のことを考えず、しっかりと両方勉強しておくべきですね(教授も教授で、自分の研究分野以外は無知な人もいますが・・・)。
最後に、苦労して入った大学が面白くないという話をよく聞きます。しかし、多少程度の差があるにせよ、大学の授業はつまらないものです。問題は、いかにその中でも面白い授業を見つけるか、そして人生の中で最も暇な時間と世間から言われる中で、何をやるかということです。サークルもいいです・・・が、酒ばかり飲むサークルだけはやめましょう。今回はここまで。