カメラについて語ってみる(16) 中古カメラ不購入記録其の二
        
        
         みなさん、GWはどうでしたか?
         今年はあいにくの雨になり、外出はしませんでしたが、家でのんびり過ごすことができ、それはそれでよかったです。
         さて、今回は、中古カメラ不購入記録其の二です。6機種、ボクが欲しいと思って、カメラ屋で触ってみて、結局買わなかったカメラを紹介します。
        
        
         自分は中古カメラはエレキパーツが入っているとだめなようだ。LXも小さなPENTAXのカメラが欲しいと思っていた時期に良く探していた。しかし、生産中止が決定した後に中古価格が高騰したため、購入せずに終わった。
        
         アクセサリー類もこれに便乗して値上がりしたが、現行品を定価よりも高く売っている店もあるので、注意が必要である。
         しかし、PENTAXにこれ以後LXを越えるカメラを期待するのは難しそうなので、今のうちに物欲を満たしておくのも一つの手だろうか。
        
         補足:前回PENTAX MXのときに紹介した、メーカー純正のM42マウントアダプターは、メーカー小売希望価格1000円であるが、中古価格で3000円と付けていた店がある。マウントアダプターはメーカー純正以外にも近代インターナショナルが8000円で販売しているが、純正の中古を定価よりも高く売るのはどうかと思われる。 
        
        
        
         微妙である。実はまだ欲しかったりもする。ファインダー交換式でCANON EOS-1シリーズのようにバッテリーパックで形状が変化するのがよい。もし、現行のF5がそのようなタイプだったら、迷わずに購入していただろう。ここまでデジタルカメラが中心になってきた現在、各メーカーがどれだけフィルムカメラに力を入れるかわからないが、Nikonには、ぜひF6を発売して欲しい。
        
         希望としては、FM3Aに用いたシャッター機構をブッシュアップさせて、視野率100%、ファインダー交換式カメラを出して欲しい。デジタルカメラとの差別化を図るという意味でも、趣味性の高いフィルムカメラにはマニア的要素を残しておいて欲しいと考えるのは、ボクだけだろうか。 
        
        
        
         中古でも、新品同様に状態が良いものが簡単に探せる。確かにシャッター音は小さく、評判どおりスナップにも良いだろう。工作技術も高く、巻き上げレバーの感触などすばらしいものがある。しかし、深めのシャッターストロークは、個人的には嫌いである。露出計は赤のLEDのみで、わかりにくい。純粋にレンジファインダーで撮影したいと思うのであれば、コシナのBESSAシリーズで十分だと思う。 
        
        
        
         50mmF0.95しだいである。このボディでしか使えないからだ。もっとも、Mマウントへの改造を受け付けているところもあるが、原則的には専用レンズと考えていいだろう。
        
         レンジファインダーで重要になってくる有効基線長も、ほとんどライカと変わらない(LeicaM6(0.72)の有効基線長は49.9mm、CANON7の有効基線長は47.2mmである)のである。まぁ、この2.7mmの差を大きいと考える人々には受け入れがたいのであろうが。蛇足だが、COSINAからフォクトレンダーブランドで発売されているBESSA-Tは、像倍率により、有効基線長は53.7mmとなっており、135mmF4の望遠レンズでもピンと合わせが正確にできると言われている。
        CANON7は、改良型のCANON7sと言うものがあるが、これは測光系を変更しただけで、基本的な機能に変更が加わったのではない。
        
        
         MFのカメラとしては最高峰であろう。京セラから、デモ機を借りて撮影してみた。かなりの重量があるが、操作フィーリングはとてもよい。各ダイヤルにもロックが付いており、誤操作も少ない。しかし、重すぎる。CONTAXはレンズも重いので、機材一式をケースに入れて持ち運ぶと、肩が痛くなる。
        
         実際、発売から14年目(1990年発売)で、マイナーチェンジの時期に来ているが、CONTAXのAFシリーズをランナップし始めたため、開発費のかかるフラグシップ機を発売するかは微妙なところである。むろん、このRTSV自体に、これと言った弱点がみられないため、その必要があまりないと言えば、その通りなのであるが。
        
        
         ゾルキー、フェドと並んで有名な、旧ソビエトカメラである。コンタックス同様、その重厚さは魅力的である。
         このKIEVに関しては、歴史上とても興味深い話がある。実際、初期のKIEVのボディを開けてみると、CONTAXの刻印が入っているものもある。
        
         そのため、初期製造ロットは希少品として、高価格で取引されている。
        
         しかし、操作性の悪さ、故障しやすさが、購入への大きなハードルになっていることは間違いない。一部の専門店ではオーバーホールも受け付けているので、購入するのであれば、信用のおける専門店で購入するのが良いであろう。もしくは、完全なジャンクとして、改造や研究用に使うと割り切ることが重要だろうか。 
        
        
        
         どうでしたか。まだまだ紹介したいカメラがたくさんありますので、このシリーズも不定期的に(?)続けていければいいかなぁなどと思っています。また、今回はカメラ本体でしたが、レンズ版もやってみたいですね。
        
         それでは、内容に関するご指摘、ご質問があれば、
         yuhki7se@hotmail.com
         まで。リクエストも、常時受け付けていますので、よろしくお願いします。
         それでは、また。
        
        
        